ブルーベリーが枯れた原因と育て方

神奈川県鎌倉市の方からのご質問です。

今回、ブルーベリーのオニールとミスティーを送っていただきました。

昨年5月に植木屋さんに花をつけたミスティーとオニールを植えていただいて夏には美味しくいただきました。

味も種の小さいのも気に入っていましたが、元気だった葉が9月下旬頃から錆のような斑点が出て、悪い葉を取り除きましたがどんどん広がってあっという間に枯れてしまいました。

オニールも今年は葉の色が黄緑の薄いような色で、紅葉することもなく落ちて、枯れてはいませんが元気はありません。

オニールは真っ赤に紅葉していた葉は現在二枚くらい残っています。

植えた場所は庭のアプローチの家側で4分の3位が庇(ひさし)にかかりますが、雨にはあたると思います。

土地が固かったので、何とか40センチ位掘って上の土とピートモスを混ぜて底に敷き、周りには準備していたブルーベリーの土を入れました。

何とか元気に育ってほしいと思っていますが、昨年枯れてしまった理由がわかりません。

これから何に気を付ければ良いでしょうか?マルチングとか必要ですか?

育て方をインターネットで見ると、ブルーベリーは水が必要とあります。これからの

水やりどうすれば良いでしょうか?葉がたくさんついているものは、たまに葉っぱから水やりした方が良いでしょうか?

色々ご指導お願いいたします。

(上部の写真はサザンハイブッシュ系ブルーベリーのイメージ写真です。)


おはようございます。

この度はお問い合わせありがとうございます。

苗木部の高井 尽 (グリーンアドバイザー)です。

どうぞよろしくお願いします。

ブルーベリーが枯れる原因で多いのですと、水切れが考えられます。

ブルーベリーはツツジ科の植物で、根が髭根で根が浅いです。

「ブルーベリーは水で育てる」と言われるほど、水切れしやすいです。

また、同じツツジ科のドウダンツツジは、「水切れのバロメーター」で庭植えで雨が降らない日が続くと一番早く枯れると本にも書いてありました。

メールの内容からは10月に枯れたようなのですが、10月は確か雨が多かったです。

なので、水切れはあまり考えにくいのですが、ひさしのおかげで土の表面だけ雨にあたり、地中は乾いてしまったのではと思います。

よく、ツツジやサツキが銀行さんなどの建物の際に植えてあって、雨は当たるけど、庇や建物で雨が少なめに当たらないために、所々枯れてしまうのもあります。

サビのような斑点はサビ病という病気だと思いますが、ブルーベリーはサビ病で枯れてしまうのは、あまりありません。

枯れた原因の一つだとは思いますが、水管理が原因ではないかなと、思いました。

落葉したり病変の葉を全て取り除いて、サビ病は殺菌剤で消毒してあげてください。

ブルーベリーが水切れしやすい時期は4月下旬から5月の新芽時期と、秋の成長時期なので、雨がしっかりと当たらない場所であれば、その時期は水やりをお願いします。

マルチングはできればしておいたほうが良いです。乾燥防止になります。

栄養過多ですと綺麗に紅葉しなかったりしますが、黄緑色なので、栄養過多ではなさそうです。

ハダニか病気で葉色が悪いのかもしれませんが、もうすぐ落葉なので、葉はむしりとってしまえば良いです。

他にも、クロロシスといって、マグネシウムやカルシウム、鉄などの微量要素が不足すると、葉脈がが浮き出て葉色が透けたようになります。

いわゆる自然現象で、生理障害のようなものなのですが、落葉しますので、放っておいても大丈夫です。

ピートモスを与えて土壌酸度を酸性化することで、土中の微量要素を吸収しやすくします。

当店の、ブルーベリーを丈夫に育てたいという、肥料を与えると良いです。。

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また、水切れしたりすると葉が青いまま落葉したりします。

この度は、お問い合わせありがとうございました。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

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