
京都府舞鶴市の方からのご質問です。
昨年の秋に貴店で購入して藤稔を鉢植えで植え付けました
今年の秋に5房収穫できて喜んでました
11月になり一回り大きな鉢に植え替えようとしたところ根本から折れちゃいました
よく見ると木の中から白い虫(イモムシみたい)が節々から5匹出てきました
なんの虫か?どうしたら防げるか教えて下さい。
こんばんは。
この度はお問い合わせありがとうございます。
花ひろばオンラインの高井 尽 (グリーンアドバイザー)です。
どうぞよろしくお願いします。
おそらく、テッポウムシ(カイキリムシの幼虫)が幹の内部を食害していたのではと思います。
こんな風に。

ブドウトラカミキリというカミキリムシがいるくらいです。
カミキリムシの幼虫は幹や枝の内部に侵入し1〜2年くらいで成虫になります。
カミキリムシの成虫です。


成虫は株元や枝をかじったり、周囲に卵を産みます。
卵から孵った幼虫は幹や枝、太い根っこの内部に入り込んでを主幹や枝の内部を食害します。
食い荒らされると、その木が枯れてしまいます。
おがくずがでるのが止まらない場合、まだカミキリムシの幼虫がいますので、繰り返し殺虫するか、穴を刃物などで広げて針金などを差し込み刺殺します。
こんな風におが屑が出ます。

または、カミキリムシ用の殺虫剤で駆除してあげてください。
このような殺虫剤です。
周囲に雑草が多かったりするとカミキリムシの成虫がやってきやすいので、周囲にゴミや枯れ枝、雑草は放置しないようにお願いします。
また、カミキリムシの被害にあって枯れた木などは放置しないほうが良いです。
カミキリムシの幼虫には、予防フィルムが効果的です。
予防フィルムを幹に塗り込んで、カミキリムシの侵入を防ぎます。
「テッポウムシ予防樹脂フィルム」
この度は、お問い合わせありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。