夏を越えたばらの葉色が悪い原因と対処方法

バラの様子がおかしいとのご質問をいただきました。


こんにちは。

バラの葉色が悪いので、いろいろ教えていただきたくメールしました。

6月から東京に越してきて、真南に鉢をおいて育てていました。(二重鉢、あいだに新聞紙をはさんでいる)南西側に建物はないので日が良くあたりましたが、

猛暑のせいでしょうか。葉色が抜けてきました。

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下から抜けてはきていなく、全体的にまばらに抜けてきた感じで、最近は葉の一部が黒くなったりして、少し落葉してきました。

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これは夏バテでしょうか。それとも病気でしょうか。日陰にうつして二回ほどメデネールを与えました。夏剪定の時期にもなってきて、この状態で液肥→剪定→追肥しても

いいものでしょうか。うちの液肥は有機液肥、肥料は花ひろばさんの緩効性化成肥料を使わせていただいています。


 

お写真の送信、ありがとうございます。拝見させていただきました。

はい、夏バテのようですね。

病気ではないので大丈夫です。

高温時期は日当たりが良い場所ほどこのようになります。

高温障害とも言います。

日光を浴びて光合成をしていますが、葉内温度を下げるために葉からの水分蒸散も盛んになります。

光合成による生産養分よりも、蒸散作用による養分消耗のほうが多くなるので、葉の色が薄くなり、色が抜けたりします。

肥料で養分補給をしていても、間に合わないくらいです。

半日陰や日陰での栽培をすると、葉の色は濃くなります。

少し涼しいので、水分蒸散も少なくなって、栄養の消耗が減るからだと思います。

温度が高く、日差しが強い時期では、温度を下げるために、

苗木部のバラたちは半日陰で育成しております。

まばらになってしまった葉や薄くなりすぎた葉は葉緑素不足なので光合成でも活躍できないと思います。

よく葉が茂っていますので、風通しよくする意味でも色が抜けすぎた葉は取り除いてみましょう。

下の方の葉は比較的黄色くなったりしやすいです。

液肥は葉面吸収できるタイプですので、液肥は葉っぱにもかけてみてください。

多少の応急処置ですが、栄養不足を補います。

お写真を見る感じですと、葉もいい感じに多いですし、

病気や育ちが悪い感じではないので、大丈夫ですよ~~

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