

● ヤナギイチゴの品種の特徴
葉がヤナギの葉に、果実がキイチゴに似ていることから「ヤナギイチゴ (柳苺)」の名が付けられました。木苺のような果実が房状になり、そのまま食べてもよし、ジャムにしてもよしの果実です。味は少し甘いくらいで、期待しすぎないようにお願いします。
落葉性ですが、暖冬の年は落葉せずに越冬することがあります。
ヤナギイチゴは、雌雄異株と記載している資料や、雌雄同株と記載している所もありますが、当店の親木に実が付いているものを見たり食べたりしたことがあります。
その親木から挿木で増やしておりますので、当店で販売しているものは1本で実がなるのではないかと思っております。
| 学名 |
| Debregeasia orientalis イラクサ科 ヤナギイチゴ属 |
| 別名 |
| メグサリ、コゴメイチゴ、柳苺 |
| 開花時期 |
| 4~5月頃 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 薄紫・小花・何とも言えない変な形 |
| 収穫時期 |
| 6~7月頃 |
| 果実の用途 |
| 生食、ジャム |
| 自家結実性 |
| 1本でなる |
| 最終樹高 |
| 地植え:1m ~ 3m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉低木) |
| 栽培用途 |
| 庭木、鉢植え、盆栽、花壇、工場緑地帯、街路樹、学校、公園など |
| 成長の早さ |
| 樹勢が強い |
| 植栽適地 |
| 関東~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
日照条件:日なた~半日陰、耐陰性普通、 耐寒性普通、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:強い |
| トゲの大きさ |
| なし |
ヤナギイチゴの育て方
植え方・用土
基本的に移植や植え付けは9月~入梅までに行います。
日当たり、水はけの良い場所に植えます。土質は特に選びません。バーク堆肥や花ひろば堆肥“極み”、完熟の腐葉土をすきこんだ土に植え付けします。寒冷地は鉢植えにしてください。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
生育も旺盛で肥料は必要ないかもしれません。草木灰や石灰をときどき与えます。花後のお礼肥は4~6月に緩効性化成肥料を与えます。
剪定方法
樹勢が強く、強剪定に耐えますが、株立ちになる自然の樹形を楽しむ品種ですので透かし剪定を行う程度にとどめます。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。




