ヤブサンザシ 黄金葉 1

● ヤブサンザシ 黄金葉の品種の特徴

葉が鮮やかな黄金葉になる美しい葉のヤブサンザシです。

ヤブサンザシと名づけられているものの、「山査子(バラ科)」とは異なるスグリ科に分類されます。単に秋に成る実が山査子に似ていたためヤブサンザシと呼ばれるようになったのだとか。今となっては自生は稀となり、主に盆栽や庭木として利用されています。
雌雄異株でどちらも春には花が咲きますが、花は小さく目立つものではありません。秋になる実は酸味や苦みが強いため果実酒として楽しむのが一般的です。
秋には黄葉が楽しめ、年齢を増すごとに縦に浅く剥離していく幹は、味わいがあり冬の庭にもぴったりです。

学名
Ribes fasciculatum スグリ科 スグリ属
別名
藪山査子、キヒヨドリジョウゴ、カラノキ、キヒヨドリ、ミサンザシ
開花時期
4月~5月
花色・大きさ・花形
黄緑色・・一重咲き
収穫時期
10~11月
果実の用途
果実酒
自家結実性
雌雄異株(雌雄異株ですが、まれに雌株だけで果実が実ることがあります。)
最終樹高
地植え:1m ~ 1.5m 鉢植え:1m ~ 1.5m (落葉低木)
最終葉張り
株立ち
栽培用途
鉢植え、庭植え、花壇、庭木、盆栽、切り花、シンボルツリーなど
成長の早さ
遅い
植栽適地
北海道西部~沖縄
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~半日陰、耐陰性やや強い、
耐寒性強い、耐暑性普通
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:普通につく
トゲの大きさ
なし
花言葉
楽しい思い出

ヤブサンザシ|黄金葉の育て方


植え方・用土

基本的に移植や植え付けは11月~入梅までに行います。東北以北では春植えをおすすめします。日当たり、水はけの良い肥沃な土壌に植えます。バーク堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。夏の強い日差しを嫌うので、西日をさえぎるものがある場所に植えます。半日陰でも生育に問題はありませんが、実付きや黄葉の表れが悪くなります。


水やり

夏の暑い時期は水切れをおこしやすいのでたっぷり水を与えてあげてください。


肥料のやり方

肥料は2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土堆肥を株周りに穴を掘り与えます。多肥は枝の徒長を起こしたり、実付きを悪くしたりするため、寒肥ぐらいにしておきましょう。


剪定方法

剪定はほとんど必要ありません。無駄枝を剪定するのは落葉期に行います。春先に剪定を行うと実付きが悪くなる恐れがあるため避けましょう。


病害虫の予防法

カイガラムシ予防には落葉期にマシン油を1週間おきに2回程度散布します。


増やし方

実生、株分け、挿木




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