● ヤマコウバシの品種の特徴
ヤマコウバシは、冬に枯れ葉になっても葉が落ちない不思議な樹です。葉が「落ちない」ことにかけて、受験生のお守りとして使われるようになりました。冬枯れの山の中で葉を残すヤマコウバシは目を惹くものがあります。
漢字では「山香ばし」と表記し、葉が香ばしい匂いを放つことからその名前がついたといわれています。枝葉を折ったり、揉み解したりすれば、ショウガのような香りが漂う香木の一種です。
4~5月頃黄色い小花を咲かせます。10~11月になると果実が黒く熟します。コショウのような辛味があるため、ヤマコショウという別名があります。
別名:ヤマコショウ、ショウブノキ、ショウガノキ、モチギ、やまこうばし
学名 |
Lindera glauca クスノキ科 クロモジ属 |
別名 |
ヤマコショウ、ショウブノキ、ショウガノキ、モチギ、やまこうばし |
開花時期 |
3月~4月頃 |
花色・大きさ・花形 |
黄・小花(0.2cm位) |
最終樹高 |
地植え:m ~ 7m (落葉低木) |
植栽適地 |
東北以南 |
育てやすさ |
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性やや強い、耐暑性普通 |
耐病害虫性 |
耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない |
ヤマコウバシの育て方
植え方・用土
11~翌2月頃が植え付け適期です。
日当たりと水はけの良い場所を好みます。日当たりが良すぎると葉焼けを起こすので、日なた~半日陰ぐらいの場所が適しています。
乾燥にやや弱いので、水もちがよくなるように庭土に多めに堆肥・腐葉土を入れておくといいです。
水やり
地植えの場合は、雨任せで大丈夫です。
鉢植えの場合は、土が乾いたら鉢底から溢れ出すぐらいたっぷりあげてください。
肥料のやり方
必要ありません。
剪定方法
ヤマコウバシは剪定に強いですが、生長するスピードがそこまで早くない植物です。そのため剪定も頻繁に行う必要はありません。樹形が乱れたら剪定するか、樹高が高くなりすぎないように高さを抑えるためにちょこちょこ剪定する程度にします。 剪定する場合は11月~翌2月頃の冬の間に行うとよいでしょう。
病害虫の予防法
ほとんどつきません。