
● 美男カズラ 紅吹雪の品種の特徴
美男カズラ「紅吹雪」は、美男カズラの斑入り品種で7~8月頃に下向きの淡黄白色の小花を咲かせます。夏は葉の光沢、秋は真っ赤な果実を楽しめます。紅吹雪(べにふぶき)とはまたかっこいい名前で、ほんのりピンクに染まる斑入り葉品種です。盆栽で楽しむ、通好みの植物です。
美男カズラの名前は、つるからとった粘液を男性の整髪料として使っていたことに由来します。
正式な和名(標準和名)はサネカズラ(実葛)です。サネカズラ属は以前モクレン科に分類されていましたが現在はマツブサ科に属しています。
盆栽で楽しむ、通好みの植物。サネカズラとも言います。 サネカズラ属は以前モクレン科に分類されていましたが現在はマツブサ科に属しています。
枝をつぶすか樹皮を剥いで水に浸しておくとねばねばした液が出てきて昔それを整髪に用いたのでビナンカズラ(美男葛)の名前があります。
ちなみに正式な和名(標準和名)はサネカズラ(実葛)です。
常緑性ですが、冬から春はかなり葉が減ってしまいます。
| 学名 |
| Kadsura japonica マツブサ科 サネカズラ属 |
| 別名 |
| サネカズラ、実葛 |
| 開花時期 |
| 7~8月頃 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 淡黄・小花 |
| 収穫時期 |
| 10~12月頃 |
| 最終樹高 |
| 地植え:m ~ 5m 鉢植え:m ~ 2m (常緑つる性) |
| 最終葉張り |
| つる性 |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、盆栽、記念樹など |
| 植栽適地 |
| 関東~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、 耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:強い |
ビナンカズラ 紅吹雪の育て方
植え方・用土
植え付け適期は3月中旬~4月頃です。水はけの良い、肥沃な土壌に植えます。
日当たりを好みますが、半日陰の場所でも十分に育ちます。
地植えでは腐葉土や堆肥を好きこんだ土に植えてください。鉢植えでは果樹の土に植えるとよいです。
寒さにはあまり強くありませんが、東北南部くらいなら落葉してしまうものの、寒さで枯れてしまうことはありません。
水やり
庭植えの場合は、ほぼ降雨のみで大丈夫です。鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷり与えてください。冬場はやや乾燥気味に管理します。
肥料のやり方
ほとんど肥料は与えなくても良く育ちます。2月に寒肥として腐葉土や堆肥“極みを株周りに穴を掘り与えます。鉢植えでは春と秋に緩効性の化成肥料を少なめに与えてください。
窒素分が多いと花付きや実付きが悪くなります。
花芽の付き方
花は短い枝に咲きます。
剪定方法
剪定をしなくてもよく育ちますが、放っておくとつるがどんどん伸びていきますので適宜剪定を行って枝を整理してください。不要な枝を落としたり、込み合う部分を間引いて剪定します。花は短い枝につき、長く伸びる枝には花がつきにくいので、誘引するなどして大きくするのではなければ、長く伸びる枝葉切っても差し支えありません。剪定は2~3月に行います。
長く伸びたツルを切るのは9月でも大丈夫です。
つる性ですが自力で登らないので、誘引する必要があります。伸びたつるを全て誘引するとボーボーになるので、元気な主ツルを2~3本にして、そのツルから細かい枝を出させて仕立てるといい感じになります。
その他豆知識
寒冷地で育てる場合は、鉢植えにして冬場は室内に取り込みます。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきません。
増やし方
挿し木や取り木で増やします。挿し木は5~6月に新枝を15cmくらいの長さに切って挿します。
取り木は2~3年枝を使います。環状剥皮してその部分を土に入れて発根させます。




