● アリアム ギガンチュームの品種の特徴

本種「ギガンチューム」は直径15cmほどの丸いボール状の花序に紫色の花を咲かせます。最大20cmになることもある大型種の代表的なアリアムです。

アリアムは、ユリ科の宿根草で、ユニークなフォルムと可憐な雰囲気が人気のお花です。
チャイブなどのネギの仲間で、観賞用のネギの花を総称してアリアム(アリウム)と呼んでいます。

植えっぱなしにすると分球しながら増えて群生します。日当たりを好み、乾燥に強く丈夫で育てやすいので、庭植え、鉢植えなどちらでも楽しむことができます。花もちもよいので、生け花やフラワーアレンジメントにも重宝されています。

学名
Allium giganteum ユリ科 ネギ属
開花時期
5月下旬~6月上旬
花色・大きさ・花形
紫・巨大輪咲き(17cm位)・丸いボール状の花序
最終樹高
地植え:0.8m ~ 1.2m 鉢植え:0.8m ~ 1.2m (耐寒性球根植物)
栽培用途
鉢植え、庭植え、切り花、花壇、地植え
植栽適地
日本全国
育てやすさ
★★★★☆ 育てやすい
日照条件:日なた、土壌酸度:弱アルカリ性
耐寒性強い、耐暑性弱い(休眠中)
耐病害虫性
耐病性:普通 害虫:普通

アリアム|ギガンチュームの育て方


植え方・用土

日当たりのよい場所で育てます。用土は、排水性と通気性に優れ、適度な保水性のある土が適しています。酸性土壌を嫌うので苦土石灰を混ぜて耕しておきます。花ひろば培養土でもO.Kです。地植えの場合は花ひろば堆肥で植えるのをおすすめします。
球根の植え付けは、本格的な寒さが来る前の9月下旬~11月上旬に行います。遅くても年内には済ませましょう。庭植えの場合は球根2つ分くらい(10cmくらい)の深さに植えます。大きな球根では20~30cm間隔で植えます。鉢植えでは7号鉢に1球が目安。8cmくらい覆土をして植えつけます。


水やり

鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えも乾くようならしっかり水を与えるようにします。極端な乾燥を嫌うので、春先は特にしっかりと乾き具合をチェックします。


肥料のやり方

肥料は春に芽が出はじめた頃と花が咲き終わった後に化成肥料などを与えます。


剪定方法

花が終わるころに葉が半分くらい枯れてしまうと、球根の肥大が悪くなるので、葉がより長い間緑色を保てるようにします。花色が変わったら花がらを取って種をつけないようにします。花が枯れ始めたら、花茎のつけ根から切り取ります。


その他豆知識

一般的に大きい球根ほど多湿に弱く腐りやすくなるので、夏に休眠期に入ったら土から掘り上げましょう。開花期を過ぎた6~7月ごろ、地上部が3分の2ほど黄変したら、球根を傷つけないように注意しながらていねいに掘り上げます。風通しの良い冷暗所に置くか吊るして、秋の植え付け時期まで貯蔵しましょう。
小さな球根は植えっぱなしでも2~3年はよく育ちますが、連作障害を起こす恐れがあるので、1~2年で球根を掘り上げ、新しい土に植え替えたほうがよいでしょう。


病害虫の予防法

春にアブラムシが発生するので注意してください。見つけ次第、駆除してください。




この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事