
部員さんからご質問が届きました。
良く新芽や葉をみたら、添付の様に透明なぶつぶつが出てきました。これは、巨峰も天晴も同様に見受けられます。


また、天晴の方の葉がくるりと内巻きになっています。
これは、このままにしても大丈夫でしょうか。または、早急に処置を取るべきでしょうか。その場合、どの様な事をすれば良いか教えて下さい。


ぶつぶつは真珠線というものです。
病気や害虫の卵ではないのでご安心ください。
私も初めてこのつぶつぶを見つけたときは、害虫の卵だと思い込み、取り除き続けました。
でも害虫の卵ではなく、ぶどうが自分で出している真珠でした。
真珠線は葉や茎から分泌されるもので、なんのためにできているのかは不明です。
害虫の卵の形をしているので、「すでに卵が産んであるよ。」と害虫にカモフラージュをしているのでしょうか。。
順調な成長なのでつぶつぶが出ているのだと思います。
ほうっておいても大丈夫です。
ぶどうは寒さに強いです。でも芽吹くと寒がります。
内巻きに巻いた葉は放っておいても大丈夫です。
屋内栽培だからか、2ヶ月早く芽吹いて育ち始めたようです。
屋内栽培だと葉がやや軟弱に育つように思います。
雪や極寒続きでぶどうの苗木を露地に植え替えるタイミングを逃し、
更に仮に置いおいた室内が暖かかったと言う事ですが、
ぶどうは冬の寒さには強いので、東京でも冬は屋外管理で大丈夫です。
用土が凍るほどの寒さでなければ、枯れることはありません。
しかし、芽吹いた新芽や葉は寒さに弱いので、
芽吹いている苗木は屋外の気温が夜間でも5度以上になる時期までは植え付けは控えたほうがよさそうです。