● ゴッド・クラウン ゴッド クラウンの品種の特徴

「ゴッド・クラウン」は、ジンチョウゲ科Phaleria属の常緑低木~小高木です。インドネシアでは「Mahkota Dewa(マコタ・デワ)」の名で広く知られ、これは「神の王冠」を意味します。その英訳から「God's Crown」と呼ばれることがあります。ニューギニア島を原産とする植物で、現在ではインドネシアをはじめとする東南アジアの熱帯地域で栽培されています。

本種の最大の魅力は、鮮やかな赤色に熟す美しい果実です。果実は丸形~やや楕円形で、未熟なうちは緑色。成熟するにつれて黄色~赤色へ変化し、完熟すると艶のある鮮やかな赤色になります。濃緑色の葉の間に真っ赤な果実がいくつも付く姿は非常に目立ち、観賞果樹としても存在感があります。花は白色で比較的小さく、筒状の繊細な花を咲かせます。派手な大輪花を楽しむ植物ではありませんが、白い花から徐々に果実が膨らみ、緑、黄、赤へと変化していく過程を観察できるのも本種の面白さです。

樹は比較的コンパクトにまとまりやすく、自然下では数m程度の低木~小高木となります。葉は細長い楕円形で、枝に対生します。ゴッド・クラウンはインドネシアでは古くから果実などが伝統的に利用されてきましたが、現代医学においてその有効性や安全性が確認されていません。日本国内で本種を栽培する場合も、薬効を目的とした利用をおすすめするものではありません。また、果実が美しいからといって、一般的な果物のようにそのまま食べる植物でもありません。特に種子には有毒成分が含まれることが知られており、自己判断での生食や摂取は避けてください。小さなお子様やペットのいる環境では、落果や種子の取り扱いにも注意が必要です。そのため本種は、日本では「食べる果樹」というより、珍しい熱帯植物として樹形や花、鮮やかな赤い果実を観賞する目的で楽しむのがおすすめです。

栽培では暖かく日当たりの良い環境を好みます。熱帯性の植物で、高温期にはよく成長します。生育期には極端な水切れを避けながら十分に水を与えますが、鉢内が長期間過湿にならないよう、水はけの良い用土を使用します。耐寒性は高くありません。日本では基本的に鉢植えで育て、気温が下がる時期には室内や温室などへ移動させ、霜や凍結を避けて管理するのが安心です。

白く可憐な花。そこから膨らみ、鮮やかな真紅へと変化する果実。そして「神の王冠」という印象的な名前。

伝統的に利用されてきた興味深い背景を持ちながら、薬効を期待して利用するのではなく、その独特な植物としての姿を観察して楽しみたい種類です。濃緑色の葉と真っ赤な果実のコントラストが美しい、東南アジアを代表する個性的な熱帯植物です。

学名
Phaleria macrocarpa ジンチョウゲ科 ファレリア属
別名
神の王冠、Mahkota Dewa(マコタ・デワ)
花色・大きさ・花形
白花・小輪咲き・筒状の繊細な花
果実の用途
観賞用、果実は有毒なので食べないでください。
結果年数
2年
自家結実性
1本で実が成る
最終樹高
鉢植え:1m ~ 2m (常緑中高木)
栽培用途
鉢植え、温室、コレクション、観賞用
植栽適地
日本全国(原則、鉢植え栽培)
育てやすさ
★☆☆☆☆ 難しい
日照条件:日なた、耐陰性普通、
耐寒性弱い(15度)、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんど出ない
花言葉
良い兆候、栄光、不死、不滅

ゴッド・クラウン(神の王冠)|実生苗の育て方


植え方・用土

水はけの良い、肥沃な土壌に植えます。日当たりを好みます。成木の移植は枯れやすいので、できるだけ植え替えの必要のない場所に植えてください。堆肥 極みを良く混ぜた土に植えてください。弱酸性土を好むので、ピートモスを土に混ぜても良いです。根腐れしやすい性質があるので、パーライトなどを混ぜて水はけ改善をすると安心です。
鉢植えの場合は培養土 和み やブルーベリーの土で植えると良いです。配合する場合は赤玉土小粒と赤玉土中粒を同じ量混ぜた土が7割に堆肥を3割くらい混ぜた土が良いです。


水やり

鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。寒さに弱いため、気温が下がってからは乾燥気味に管理します。そうすることで耐寒性を高めることができます。


肥料のやり方

花後は等配合の化成肥料を株元にまきます。窒素分を控えめにしたほうが良いと本に書いてあるのも見かけましたが、肥料配合は適当でも良さそうです。




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