

● ヤマブキ ルフレソレイユの品種の特徴
ルフレソレイユ(巨大輪・八重咲)は、一般的なヤマブキの花の大きさが3~4cmであるのに対して、およそ7cmくらいまで大きくなる巨大輪咲き。大きな花をつける巨大輪の存在感をお楽しみください。八重咲です。
八重ヤマブキ大輪咲きの不思議。
不思議なことに、山吹の八重咲きは稀に早く咲いてしまいます。
2023年の春は1株だけ早く咲いてます。しかも、花は花径4cmくらいの一重咲きでした。下の写真は2023年3月29日に撮影。

慌てて生産者さんに問い合わせたところ、ヤマブキの八重咲きは稀に先に咲くと一重が咲いてしまい、その後、約1ヶ月後に八重が咲くとのことでした。もともと、ヤマブキの八重咲きは咲くのはちょっと遅いです。
生産者さんのほうでも今までも稀に八重咲 巨大輪のこの品種が早咲きで一重が咲いていたので、その際は株を処分していたそうです。たまたま処分し忘れていた苗があって、約1か月後に見たところ、八重咲きの大輪花が咲いていたとのことに気がついたそうです。
問題は全部の株が一重が咲いてから八重が咲く2回咲きではなく、ごくまれに現れる現象とのこと。
ヤマブキの八重咲きは挿し木で増やすのですが、挿し穂をとっている親木のほうは一重は咲かないのです。
早咲きで一重も咲いた株は、木に力がついてこれば、一重が咲いてから八重が咲くようになります。一重も咲くし八重も咲きます。
早咲きで一重が咲いた場合は当たりだと思って、その後1ヶ月以上待ってあげてください。八重咲きの大輪花が1ヶ月後に咲いてくれます。ごくまれに現れる現象なので、このような2回咲きの株を指定してのご注文はお受けできません。また、一重の花が咲いてしまっても交換対応は行っておりません。あらかじめご了承ください。
美しい山吹色の花が咲くので『万葉集』にも詠まれるなど、古くから愛されてきた日本原産種の樹木です。
落葉性で耐寒性が強く、極端に乾燥しない日なたから半日陰であれば、育てるのは難しくありません。毎年美しい花を楽しむことができ、シンボルツリーにもぴったりです。八重咲きのものがJapanese roseと呼ばれています。
| 学名 |
| Kerria japonica f. plena バラ科 ヤマブキ属 |
| 開花時期 |
| 4~5月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 黄色・大輪咲き(7cm位)・八重咲き |
| 最終樹高 |
| 地植え:1m ~ 1.5m 鉢植え:1m ~ 1.5m (耐寒性落葉低木) |
| 最終葉張り |
| 1.5m ~ 2m |
| 栽培用途 |
| ボーダー、グランドカバー、鉢植え、盆栽、花壇、工場緑地帯、街路樹、学校、公園など |
| 植栽適地 |
| 北海道南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:半日陰、 耐寒性強い、耐暑性普通 |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:ほとんどつかない |
| 花言葉 |
| 気品、崇高、待ちかねる、金運 |
ヤマブキ ルクレソレイユ|八重咲 巨大輪の育て方
植え方・用土
基本的に移植や植え付けは、寒冷地の極寒期は避け、9月~入梅までに行います。肥沃な土地を好む日陰の木です。乾燥を嫌うため日向に植える場合は注意が必要です。植え付けの際は堆肥を多めにすきこみ植えます。やや湿気のある場所を好みます。鉢植えでも大丈夫です。
水やり
夏に雨がよほど降らない時期は水を与えますが、雨が当たれば基本的に夏以外の時期は水やりは不要です。鉢植えでは土が乾いたらたっぷり与えてください。冬は水は控えめで大丈夫です。
肥料のやり方
2月に寒肥を株周りに堆肥と油かすなどを多めに埋め込みます。
剪定方法
ヤマブキは株元から元気のいい徒長枝を出し、3~4年経った古い枝から枯れ下がります。世代交代です。剪定は1~2月ごろに行い、枯れこんだ古い枝などを間引くように剪定します。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきません。
増やし方
株分け、挿し木、種



