クサボケ 八重咲 の花
● クサボケ 八重咲の品種の特徴
紅色の八重咲き品種です。葉の緑と、花の紅色の対比が美しいクサボケです。
草木瓜(くさぼけ)は日本固有の落葉低木で、本州中南部、四国及び九州の山野に見られます。ボケが上に伸びて2mほどの樹高になるのに対し、枝が横に広がって草状に立ち上がるため、クサボケと呼ばれています。背が高くなりにくく、花も実も楽しめるので盆栽としても楽しめます。
また、クサボケの実は「和木瓜」とも呼ばれ、漢方になります。酸っぱいので生食には向きませんが、果実酒にすると香りがよく美味ですよ。
学名 |
Chaenomeles japonica Lindl. バラ科 ボケ属 |
別名 |
草木瓜、和木瓜、シドミ、ノボケ、コボケ、ジナシ(地梨) |
開花時期 |
3~5月 |
花色・大きさ・花形 |
紅色・・八重咲き |
収穫時期 |
10~12月 |
最終樹高 |
地植え:0.3m ~ 0.6m 鉢植え:0.3m ~ 0.6m (落葉低木) |
栽培用途 |
鉢植え、地植え、花壇、盆栽、寄せ植え、グランドカバーなど |
植栽適地 |
関東~沖縄 |
育てやすさ |
★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性強い、耐暑性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:強い 害虫:普通につく |
トゲの大きさ |
トゲなし |
花言葉 |
平凡、一目惚れ、熱情、魅感的な恋、先駆者、指導者、妖精の輝き |
クサボケ 八重咲の育て方
植え方・用土
基本的には砂地を好みますが丈夫なので特に用土は選びません。日向と風通しの良い場所を好み、暑さ寒さに強い育てやすい品種です。
植えつけ、植え替えともに、早春と9月下旬~11月下旬が適期です。
地植え・・・根鉢の倍の深さと幅を掘り、堆肥や完熟の腐葉土を多めにすきこみ植えます。
鉢植え・・・赤玉土小粒を主に、鹿沼土、軽石小粒と腐葉土の混合用土を使い水はけと水持ち良くします。半日陰でも成長しますが実付きが悪くなります。
水やり
雨が当たるような場所では雨水だけで水やりは必要ありません。夏に乾燥する場合やよく乾く場所では水やりします。鉢植えでは乾燥させないように注意してください。
肥料のやり方
庭植え・・・花が咲く前と9月ころ、有機物が入った肥料をほどこします。
鉢植え・・・春から秋にかけて、油粕などが配合された有機質肥料を、定期的に置き肥をするとよいです。
剪定方法
剪定は11~12月ごろに行います。丸い芽の蕾をの付いた枝を残し、徒長枝は細い葉芽のあるところを見て3芽くらいを残し枝先切ります。伸びすぎた枝や細くて弱々しい枝は切り落とし、樹形をととのえます。
病害虫の予防法
病害虫はアブラムシやカイガラムシがつきますので、よく観察します。
見つけた時は、適宜殺虫剤を使うなどの対応をしてください。