エンジュの花
エンジュの花

● エンジュの品種の特徴

エンジュは中国北部を原産とする落葉樹で、夏に枝葉を茂らすため、木陰を作る緑陰樹として公園や街路樹に使われます。
とても強くて生育スピードが早く、庭木や街路樹として重宝されています。春から夏にかけて可愛らしい蝶々のような形の白い花を咲かせます。花のひとつひとつは小さいですが、大きな円錐状に咲きますので、遠目に見ると木の上に煙が立ち上がっているように見えます。花は蜂などの重要な蜜源植物となります。その後は秋には豆のような実を楽しめます。
果実は苦味が強いので食べられませんが、実の中の種にはルチンという成分が含まれ、止血や高血圧を予防する漢方薬としても役立っています。
枝には羽のように並んで葉をたくさん茂らせます。長さ3~5cmくらいの葉の表面は緑色、裏面は緑白色で短い毛が生え、フェルトのような触り心地をしていることが特徴です。

エンジュ(槐)は縁起の良い木として愛されている落葉高木です。古代中国では朝廷にエンジュを3本植え、位の高い3人の大臣がその木に向かって座った格式の高い木だったそうです。今の中国でも「出世の樹」「崇拝の樹」「尊貴の樹」として中庭に植えることや、記念樹、魔除け、安産の守りに使うことがあります。日本でも神功皇后の伝説に、安産のまじないとしてエンジュを植えたとあります。鬼門の方角や玄関先に植えると良いです。

学名
Styphnolobium japonicum マメ科 エンジュ属
別名
ニガキ、槐樹(かいじゅ)、黄藤(きふじ)
開花時期
7~8月
花色・大きさ・花形
クリーム色・・蝶型
果実の用途
漢方
最終樹高
地植え:1m ~ 5m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性落葉高木)
最終葉張り
1m ~ 4m 早い
栽培用途
鉢植え、庭植え、花壇、シンボルツリー、切り花、工場緑地帯、学校、公園、ゴルフ場
成長の早さ
早い
植栽適地
関東~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:日なた~半日陰、耐陰性普通、
耐寒性やや強い、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:強い
花言葉
「上品」、「慕情」、「幸福」

エンジュの育て方


植え方・用土

基本的に植え付けは3~4月に行います。やせちでも育つので土質は選びません。移植を嫌うので移植の必要がない場所に植えてください。水はけの良い、肥沃な土壌に植えます。花ひろば堆肥“極み”や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。


肥料のやり方

ひどくやせた土でなければ必要ありません。ただ、葉っぱが黄色く変色したときは、肥料が足りないサインです。花の咲く前や後に、有機肥料を少し施すようにします。


剪定方法

3~4月が適期です。エンジュはどんどん上に幹や枝を伸ばし株元がすかすかになりがちなので、庭で育てるときは樹高が十分になったら幹の先端を切り、大きくなりすぎないようにします。そして、頂点から円形に枝を刈り込んでいきます。また、細い枝や飛び出した枝、混み合っている枝は間引いて、風通しをよくします。


病害虫の予防法

病害虫はほとんど見られませんが、近年の気候変化で発生する年もあるようです。
発生したら消毒及び駆除しましょう。




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