● アクイレギア リトルランタンの品種の特徴
リトルランタンはカナダ原産のカナダオダマキの小型改良種です。小さくブッシュ状に茂る草姿にたくさんのかわいい花を咲かせます。
名前のように小さな赤い花が明かりが灯ったように咲きます。花の大きさは2~5cmくらいです。桃色の萼片と白色の花弁の2色の花色のピンクランタンは別種になります。
花壇やロックガーデン、鉢植え、寄せ植え、山野草のお庭にも合います。
アクレイギアは、別名西洋オダマキとも呼ばれています。オダマキの仲間は、もともと雑種ができやすく、極めて多彩な園芸種が存在しており、多くは品種名ではなく、色で判別する形で流通しています。
西洋オダマキは、日本原産のミヤマオダマキよりも丈夫で育てやすいです。
オダマキのカナディンシス種は宿根草で、冬は地上部が枯れて根だけで越冬します。春に芽吹いて茎をのばし、晩春から花が咲きます。花が終わって夏になると葉がボロボロになって枯れていきます。夏の暑さが原因ですが、もともと比較的短命な宿根草で3~4年で弱っていきます。なので、種で更新します。こぼれ種でも増えます。
学名 |
Aquilegia canadensis ‘Little Lanterns’ キンポウゲ科 オダマキ属 |
開花時期 |
5月 |
花色・大きさ・花形 |
黄色地に赤・(2cm位)・釣り鐘状 |
最終樹高 |
地植え:0.1m ~ 0.3m 鉢植え:0.1m ~ 0.3m (耐寒性落葉多年草) |
最終葉張り |
0.2m ~ 0.3m ロゼット |
栽培用途 |
花壇、地植え、ロックガーデン、鉢植え、寄せ植え、山野草 |
植栽適地 |
北海道~九州北部 |
育てやすさ |
★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:半日陰、土壌酸度:中性 耐寒性強い、耐暑性やや弱い、耐乾性普通 |
耐病害虫性 |
耐病性:普通 害虫:普通につく |
芽吹き時期 |
4月 |
花言葉 |
「愚か」「勝利への決意」「心配して震えている」「あの方が気がかり」 |
アクイレギア
リトルランタンの育て方
植え方・用土
春は午前中は日なた、午後は明るい日陰になる場所で栽培します。7月から9月上旬の間は30~40%の遮光下に置いて葉焼けや高温障害を防ぎます。冬は北風が当たらないような場所に置きます。庭植えにする場合は、10~20cm盛り土した上に植えます。
植え替えは毎年、または1年おきに行います。適期は芽が出る直前の2月から3月の上旬です。実生苗は成長に合わせて時期を問わず植え替え(鉢増し)を行います。その際、太いゴボウ状の根は傷つけないように注意しましょう。
水やり
表土が乾いたら十分に与えます。庭植えの場合は、晴天が続いて乾燥していないかぎり必要ありません。
肥料のやり方
植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、4号鉢で三つまみ施します。3月から9月は、週1回、液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。真夏の間は3000倍程度にしたほうが無難です。
花芽の付き方
アクレイギアは、寒さに当てないと花芽がつきません。
その他豆知識
花がら摘み・花茎切り:タネをとる目的がないなら、大部分の花が咲き終わった段階で花茎を切り取ります。どこで切っても問題ありませんが、根元の葉は残しておきましょう。
病害虫の予防法
梅雨の時期に、うどんこ病が発生しやすいです。梅雨前に消毒や風通しを良くしておくなど対策を行います。それでもかかってしまった時は、病気の葉は全て取り除きます。
ヨトウムシは夜間に現れ、葉や若い蕾を暴食します。5月前後と9月前後の春秋2回を中心に発生し、温暖な地域では1年中発生する場合があります。ハダニは暑くなる夏を中心に発生し、葉が白くかすれたようになります。
増やし方
株分け、タネまき(6月から7月に採取したタネを、冷蔵庫で保管して翌年の2~3月上旬にまきます。こぼれ種でもたくさん増えます)