

パパイヤの雄花

パパイヤにライムをかけるとおいしいです。
● パパイヤ 煌月の品種の特徴
煌月(こうげつ)は大玉の早生品種です。果肉色は橙赤色で糖度は12度前後です。
完熟させてフルーツ用にもできますし、青刈りで野菜用でも楽しめます。
元祖トロピカルフルーツといえば、「ぱぱいや」。別名「木瓜(もくか)」「乳瓜(ちちうり)」とも呼ばれています。スーパーで果実が販売されていることが希にありますが、ほとんどがハワイやフィリピンからの輸入物です。
家庭栽培を行う際は、必ず鉢植え栽培をおすすめします。12度以下で生長が止まるので、10月下旬から4月までの期間は室内で栽培してください。
糖度が高くフルーツとして食べるパパイヤ。青果なら野菜の炒め物としても楽しめる。
| 学名 |
| Carica papaya パパイア科 パパイア属 |
| 別名 |
| 木瓜(もくか)、乳瓜(ちちうり)、万寿瓜(マンジュマイ)、パウパウ、ママオ、ツリーメロン |
| 作出年・作出者 |
| 1997年 (沖縄県石垣市・農林水産省国際農林水産業研究センター) |
| 収穫時期 |
| 7月~11月 |
| 果実の大きさ |
| ★☆☆☆☆大実 1.5~2kg 豊産性あり |
| 甘さ |
| 平均糖度:12度 |
| 果実の用途 |
| 生食、ジュースなど |
| 結果年数 |
| 2~3年 |
| 自家結実性 |
| 1本でなる |
| 最終樹高 |
| 地植え:1.5m ~ 3m (常緑多年草) |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 日本全国(原則、鉢植え栽培) |
| 育てやすさ |
|
日照条件:日なた、耐陰性やや弱い、土壌酸度:弱酸性 豊産性あり、耐寒性やや弱い(6度)、耐暑性普通、耐乾性やや弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんど出ない |
| 花言葉 |
| 燃える思い、純愛 |

パパイヤ 煌月(こうげつ)3.5号ポットの育て方
植え方・用土
■苗の植え付け適期:4~6月が適期です。
(水や温度管理に気を付ければ植え付け自体はいつでも可能です)
■植え付け場所:日当たり、水はけの良い肥沃な場所で管理します。
【鉢植えでの管理】
鉢植えの植え付けの際の土壌は、花ひろば培養土をお使いください。鉢植えの際、号数は10号サイズが良いです。家庭栽培の場合、鉢植え栽培を推奨しております。
【地植えでの管理】
1年草の野菜のように収穫を目指すなら地植えで育てるのもありです。4月頃植え付けるならたっぷりと堆肥をすき込んだ後、2週間ほど前からマルチングをし地温をあげておきます。植え付け後は小さな苗を守るため「苗帽子」などで風や冷気から保護します。もしくはできるだけ大苗を植えること。パパイヤは加湿を嫌うので、排水性の良い土壌改良をしたり、また難しい場合はかさ上げして植え付けます。(水はけが悪いと途端に生育不良になります)
【地植えから鉢植えへの管理】
寒くなる前に鉢上げし室内での管理に移行するのも一つの方法ですが、根の傷みが回復しないので、越冬させて育てる場合は関東以西では通年鉢植えで育てるほうが良いです。根域制限ガーデンバッグに植えつけてから地植えしても大丈夫です。10度以下になる前に根域制限ガーデンバッグごと掘り起こします。夏の間は地面に埋めることで水やりの負担を減らすことが可能です。
水やり
乾いていたら、たっぷり水を与えてください。あまり水を欲しがる植物では無いので、土が乾いてから与える習慣がベストです。夏場は乾きやすいので、土の表面を毎日チェックすると良いです。開花結実時期は、乾燥に注意し、水を切らさないようにしてください。
冬は乾燥気味に管理します。
肥料のやり方
生育適温の23~28度になると生育旺盛になり、成長と結実が同時進行で進むので、肥料が切れないように、3月下旬~11月の間は月1回程度、緩行性化成肥料を与えましょう。リン酸が少し多めの肥料がオススメです。
花芽の付き方
本葉28~34枚目の葉腋に1番花がつき、その後展葉ごとに葉腋に着花します。樹高が2.5mを越えると茎も細くなって展葉数も減って着花数も減ります。日光によく当てて育てます。生育が不十分だと雄花しか咲かずに結実しません。
剪定方法
剪定は基本的に行いません。樹形を乱す不必要な枝を落とす程度で大丈夫です。
その他栽培や性質の注意点
家庭栽培を行う際は、必ず鉢植え栽培をおすすめします。12度以下で生長が止まるので、10月下旬から4月までの期間は室内で栽培してください。
地植えの際は温室で、家庭栽培の場合は鉢植え栽培が必須になります。
鉢植え栽培の場合、10月下旬からは 日中 ベランダで日光に当て、夕方からは室内で管理してあげてください。(10月下旬~4月までは室内管理がおすすめ)
その他豆知識
パパイヤは、開花後60~120日くらい収穫までに時間がかかります。(着果時~収穫までの気温で変化します)
果頂部が黄色くなり始めるころか、果皮の表面が夏は1~2割、低温期は5~6割黄色く着色してきたら収穫です。果実をねじってもぎ取り、果柄はハサミで切ります。樹液でかぶれることがあるので要注意です。収穫後は果実を水洗いし、新聞紙で包んで乾燥させ、室温で追熟させて、果皮が完全に黄色くなったら食べごろです。
病害虫の予防法
アブラムシが発生しやすいので、ベニカ水溶剤を散布すると良いです。日当たりや風通しが悪いと、うどん粉病が発生しやすいので気をつけましょう。




