● フィンガーライム 緑実の品種の特徴

果皮が黄緑色、果肉が薄黄緑色のフィンガーライム。
フィンガーライムは他の柑橘類の果実とは全然違い、独特のルックスをしています。原産地オーストラリアでは、野生種も含めると200以上もの品種があると言われています。
ライムの様な味ですが、ライムよりも酸味がマイルドで、収穫した実をそのまま召し上げっていただくことも出来ますよ。 柑橘系の良い香りがするので、ドレッシングとの相性も抜群です。

フィンガーライムはオーストラリアから始まり、今や欧米で大人気。需要に対して栽培が追いついていない高級食材です。入手困難な食べものは、もう自分で育てるしかありませんよね。
葉が小さいので、乾燥に強いのが特徴ですが、過乾燥には弱いので水管理で注意が必要です。柑橘類ではありますが寒さに弱いので、幼木期や寒冷地では鉢植え栽培をおすすめします。販売中の苗木は日によっては冬はマイナス3度くらいまで下がる無加温の温室で越冬させておりますが、冬の低温が連続して続いたりすると、枯れることがあります。また、土が冷えると根腐れなどで苗が枯れることがあります。
苗木にはトゲがございますのでご注意ください。

学名
Microcitrus australasica ミカン科 ミクロシトラス属
別名
ふぃんがーらいむみどりみ
開花時期
5~7月頃
香りの強さ
★★★★★
収穫時期
7月~10月
果実の大きさ
小粒
果実の用途
生食
結果年数
3~5年
自家結実性
1本でなる
最終樹高
地植え:1.5m ~ 2.5m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑低木)
最終葉張り
半開帳性
栽培用途
地植え、鉢植え、ベランダ栽培など
植栽適地
関東~九州
育てやすさ
★★☆☆☆ やや難しい
日照条件:日なた、
耐寒性普通(-2度)、耐暑性普通、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:普通 害虫:普通につく
芽吹き時期
4月頃
トゲの大きさ
1~2cm

フィンガーライム 緑実の育て方


植え方・用土

早い時期からなり始めるので家庭果樹の入門として、おすすめ、人気果樹です。
耐寒温度はマイナス5度くらいで、かんきつ類の中で最も寒さに弱いです。関東地方以南の温暖な地域では露地栽培が可能です。
秋から6月頃まで販売しております苗木は、冬の低温時期は休眠期になり、ほとんど生長がありません。
1~3月頃にお求めの苗木は、植え付け後も冬の寒さで徐々に落葉したりしてます。
春になってから新芽を出すために、接木時点からついていたような古い葉を樹が自ら落として、株の負担を減らそうとしている生理現象です。

葉がすべて落ちて丸坊主になったとしても、株に力があれば、芽が吹き育ちますので、心配をかけますが、見守ってやってください。

その時期は水は控えめに管理し、土が乾いてからたっぷり与えます。

3~4月ごろが植え付け適期です。6月中旬でも大丈夫です。
暖地では秋~冬でも植えられますがマルチングなどの寒さよけをお願いします。
葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根を崩さないように植えてください
水はけの良い、肥沃な土を好みます。よほどやせた土壌でない限り、花が咲き始めるまでは肥料は控えめがいいです。
地植えの場合は、、『花ひろば堆肥極み』を1袋、鉢植えでは、みかんの土(肥料入り)を使って植えると簡単手軽&最高です!
【マルチングをしましょう】
品種によって差がありますが、冬の寒さが苦手です。関東以南では露地栽培が十分可能ですが、寒がる場所に植えるときは株周りを敷き藁やバークチップ等で覆うマルチングをし、霜よけと雑草よけをすることをお勧めします。
鉢植えの植え付け方法については、こちらのページをご参考にしてください。樹種は違いますが植え方は同じです。


水やり

葉が小さいので乾燥に強いですが、春から秋の生育期は過乾燥にならないよう水やりをお願いします。冬は根が凍みないように乾燥気味で育てますが、乾燥して何日も持ちませんので、土が良く乾いたら水やりをお願いします。


剪定方法

剪定時期は3月であるが、発芽が始まってからの4月に実施してもよいです。
柑橘は剪定量を軽くすることが原則です。剪定量が多くなると旧葉が少なくなり、貯蔵養分が失われるとともに、春先の光合成生産が減少します。
あまり細かい剪定を行う必要もないです。



その他栽培や性質の注意点

【台木から芽吹いた枝は早めに取り除いてください。】
フィンガーライムは接ぎ木で増やしますので、台木から芽吹いていたら早めに取り除いてください。放っておくと穂木に栄養がいかずに穂木が枯れることがあります。
台木はカラタチを使用していることが多く、カラタチはトゲが大きく葉も小さいので、カラタチの葉や枝の特長を知らないと、台木の枝なのか穂木の枝なのか見分けることができなくなることがあります。カラタチはフィンガーライムよりもやや葉が大きく、トゲもやや太く大きいです。


病害虫の予防法

花がつき始めてから与え始め、収穫量に応じて少しずつ量を増やしていきます。
3月上旬と7月上旬に追肥として有機肥料を与えます。
おすすめは みかんの好きな肥料です。

肥料を与えなくても育つことは育ちますが、隔年結果になりやすいです。

3~4月頃の新芽時はアブラムシが出やすいです。
ハダニやカイガラムシ(ロウムシ)がつくことがありますが、定期的に葉水をすると予防できます。
アゲハチョウなどの幼虫がつくと、あっという間に葉を食害してしまうので、こまめに観察して、発見しだい駆除してください。




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