ヤシ ピナンガ クラッシペス 1

● ヤシ ピナンガ クラッシペスの品種の特徴

「ピナンガ・クラッシペス」は艶やかな濃緑色の葉と、コンパクトで優雅な樹姿が魅力の、ボルネオ原産の希少なヤシです。熱帯雨林に自生するピナンガ属の希少種で、標高のやや高い湿潤な森林の林床に生育し、高木の下で木漏れ日を受けながらゆっくりと成長します。

本種は株立ち状に育つ小型から中型のヤシで、細身の幹を複数立ち上げ、美しい群生株になります。葉は濃緑色で光沢があり、整然と並ぶ小葉が上品な印象を与えます。派手さはありませんが、熱帯雨林らしい落ち着いた美しさを持ち、コレクション性の高い種類として知られています。

成熟すると、葉の間から鮮やかな赤色の果実を実らせます。濃緑色の葉とのコントラストは美しく、観賞価値をさらに高めてくれます。

高温多湿な環境を好み、直射日光ではなく、明るい半日陰から木漏れ日程度の環境で最も美しく育ちます。乾燥にはあまり強くないため、生育期は土を乾かしすぎないよう管理し、空中湿度も高めに保つことで葉傷みを防ぐことができます。

耐暑性は非常に高く、日本の夏の高温にもよく適応します。一方で寒さには弱く、冬季は10℃以上を目安に管理してください。鉢植えとの相性も良く、寒冷地では室内や温室へ取り込むことで一年を通して美しい葉姿を楽しめます。

ピナンガ属は東南アジアを中心に100種以上が知られていますが、その多くは流通量が少なく、コレクター向けの希少種です。ピナンガ・クラッシペスも国内ではほとんど流通しない種類であり、美しい葉姿と育てやすい樹形を兼ね備えた、熱帯植物愛好家におすすめの一種です。

「ヤシ(椰子)」は、単子葉植物ヤシ目ヤシ科に属する植物の総称で、熱帯地方を中心に亜熱帯から温帯にかけて広く分布しています。南国を思わせる独特の樹形やデーツのような実が収穫できるなど、ちょっとトゲトゲしてますが魅力の多い植物です。熱帯地方を中心に253属、約3333種、あまり多くはありませんが、日本にもシュロなど6属6種が自生しています。多くの品種で種が実用利用されています。食用に向かない観賞用の品種もありますが、食用油や工業油なども取れ、生食や砂糖の材料、ドライフルーツやジュースなどなど利用も多岐にわたる栽培価値の高い品種が多いです。
冬~春は古くなった葉が傷みや枯れこみが目立つようになります。中心部から新しい葉が生えるので、傷んだ葉は生え際で切っておくと良いです。

学名
Pinanga crassipes ヤシ科 ピナンガ属
最終樹高
地植え:m 鉢植え:m (耐寒性常緑小高木)
栽培用途
鉢植え、地植え、観葉植物、記念樹、シンボルツリー、街路樹
成長の早さ
遅い
植栽適地
沖縄(鉢植えであれば、全国での管理が可能です。)
育てやすさ
★★☆☆☆ やや難しい
日照条件:日なた、耐陰性強い、土壌酸度:弱酸性
耐寒性弱い(10度)、耐暑性強い、耐乾性弱い
耐病害虫性
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない

ヤシの木|ピナンガ・クラッシペス 実生ポット苗の育て方


植え方・用土

直射日光の当たらない明るい半日陰が理想です。冬は10度以上になるように管理してください。


水やり

鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。暑い時期、乾燥する時期は合わせて葉水をしてあげると元気に育ちます。


肥料のやり方

5月~10月頃に、2ヶ月に1度くらいのペースで緩効性化成肥料を与えてあげてください。
液肥でも構いませんが、冬場などの休眠期は与えなくても良いです。栄養剤肥料などで水はけが悪くなると根腐れが起こりますので、ご注意ください。


剪定方法

葉が古くなると、黄色く変色してきます。葉の寿命なので根元から剪定してください。冬~春は葉が傷んでいきます。葉の寿命です。




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