
● シャワーツリー ピンクシャワーツリーの品種の特徴
「ピンクシャワーツリー」は濃淡のあるピンク花が房状にたわわに咲く、とても人気のある品種です。
「シャワーツリー」はマメ科の落葉樹でナンバンサイカチ、ゴールデンシャワーツリーなどとも呼ばれます。夏にたわわに咲く黄色やピンクの花は壮観です。しかし耐寒性がなく13度以下になると成長が止まり、開花も期待できません。日本で地植えして開花実績を持つのは沖縄と九州の極一部だけのよう。冬に10度以下になると枯死するので寒さ対策は必須!大きな木になれば見ごたえ抜群ですが本州以北ではちょっと難しそうですね・・・
ハワイではこの花が咲くと夏の到来を感じるというとっても身近な花木です。日本では接木苗がほとんど手に入らないため、この美しい花を楽しむには苗から栽培するしかありません。開花すれば自分だけの特別な一本となること間違いなしです。
| 学名 |
| Cassia javanica マメ科 ナンバンサイカチ(カッシア)属 |
| 別名 |
| ナンバンサイカチ、南蛮皀莢、ジャワンシャワーツリー |
| 開花時期 |
| 7~8月 (一季咲き) |
| 花色・大きさ・花形 |
| ピンク・中輪咲き(6cm位) |
| 香りの強さ |
| ★★★☆☆ 中香 |
| 最終樹高 |
| 地植え:5m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉低木~高木) |
| 最終葉張り |
| 直立性 |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、寄せ植え、地植え、切花、リーフ、記念樹、シンボルツリー、花壇、目隠し、工場緑地帯、街路樹、学校、公園、ゴルフ場 |
| 成長の早さ |
| 早い (40cm/年) |
| 植栽適地 |
| 日本全国(原則、鉢植え栽培) |
| 育てやすさ |
|
★★☆☆☆ やや難しい 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性普通、 耐寒性弱い(13度)、耐暑性やや強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:普通 |
| 花言葉 |
| 可憐、印象的な瞳 |
ピンクシャワーツリー|ポット苗の育て方
植え方・用土
水はけと日当たりの良い土地を好みます。寒さに極めて弱いため鉢植えで管理し、寒い時期は室内に避難させるか温度管理ができる温室内に植えつけます。土質を選ばない丈夫な木ですが、根は過湿を嫌うため、砂質またはローム質の土壌に整え水はけ良く。根に触れられるのを極端に嫌います。植え付け時は根を触らないようにお願いします。 移植は難しいので、地植えの場所は慎重に。植え付けは年中できますが、寒冷地では春植えをおすすめします。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。過湿を嫌うため乾燥気味に管理します。
肥料のやり方
生育期に花付きが良くなるリン酸肥料を2か月に1度くらいの頻度で与えます。マメ科の植物なのでそれほど肥料は必要ありません。
剪定方法
木が小さなうちは整枝剪定をしながら樹形を整えて行きます。剪定をする時期は冬の落葉時期が好ましいです。
病害虫の予防法
ハダニやアブラムシが発生することがありますので、剪定で風通しを良くして置くことが大切です。
増やし方
挿し木で増やせます。




