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マツ 蛇の目

● マツ 蛇の目の品種の特徴

「多行松 蛇の目」は、多行松の葉に蛇の目斑が入る珍しい品種です。針のような松の葉がグラデーションのように色が変わり、上から見ると蛇の目傘のように見えることから「蛇の目」と呼ばれています。矮性品種。
たぎょうしょうじゃのめ

松といえば「松ぼっくり」と言われるように、針のような葉と松かさがこの樹種の特徴です。約100種類以上の品種が存在し、ほぼ北半球に分布しています。近年は人による植樹が進み、南半球でもよく見られるようになりました。庭木や盆栽として楽しむだけではなく、木材や食用・薬用、燃料など生活の様々な場面で利用されてきました。

多行松(たぎょうしょう)は、女性的な印象があるアカマツの園芸品種で、高さが5mほどまでしか成長しない矮性品種です。根元あたりからたくさん枝分かれをし斜めに枝が伸びていきます。

学名
Pinus densiflora cv. umbraculifera マツ科 マツ属
別名
たぎょうしょうじゃのめ
開花時期
5~6月
収穫時期
10月
果実の用途
松ぼっくりとして楽しめます
自家結実性
雌雄同株
最終樹高
地植え:2m ~ 3m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑高木)
栽培用途
鉢植え、盆栽、寄せ植え、シンボルツリー
成長の早さ
遅い
植栽適地
日本全国
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた、
耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:やや強い 害虫:やや強い
花言葉
不老長寿、勇敢

マツ|多行松(たぎょうしょう) 蛇の目の育て方


植え方・用土

植え付けは10月~入梅までに行えますが、庭植え、鉢植えともに適期は2月から4月中旬です。日当たりを好み、水はけが良ければ土質はあまり選びません。
堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土を盛り土にして植え付けします。盛り土にするのは根が過剰な水分を嫌うためです。鉢植えでも大丈夫です。


水やり

鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水をやります。庭植えで、植えつけて2年以上たつ株は、特に水やりの必要はありません。※赤松は汚れを嫌うので、水やりの際は葉水できれいに洗い流します。


肥料のやり方

1月ごろに寒肥として油かすや腐葉土堆肥を株周りに穴を掘り控えめに与えます。


剪定方法

松は大きく分けて年に2回剪定を行います。(植木に仕立てる場合)
【4月~6月 緑芽摘み剪定】
芽が伸びる方向を決めて、秋の剪定を楽にするために行います。
黄色い新芽を根元から折り、芽の付きが悪い枝は根元を2~3cmほど残して折り取ります。茶色く粒上の花芽はきれいに取り除きます。
【10月~翌1月 透かし剪定】
枝の数を減らし幹への日当たりをよくするための剪定です。理想の樹形に整えるための剪定になりますので、ご自分の理想のイメージを膨らませて剪定にあたりましょう。


その他栽培や性質の注意点

寒さに強く、暑さに弱い傾向があります。しかし、バンコクやマレーシアでもコニファー専門店もあり、品種を選べば暑い地域でも露地栽培可能です。品種によっては、冬に葉色がベージュがかったり、茶色く紅葉するものもあります。


病害虫の予防法

すす病とアブラムシ、カイガラムシがつきます。発見しだい消毒します。カイガラムシ予防には落葉期にマシン油を1週間おきに散布します。




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