● ケヤキ 五色の品種の特徴
「ケヤキ五色」は、ピンクがかった新芽が美しい美葉品種です。ピンクがかった新芽は成長するにつれて美しい白フクリン斑に変化していきます。普通のケヤキと比べると成長はややゆっくりめです。
ケヤキはブナや桜、カエデと並ぶ日本を代表する広葉樹の一つで、北海道を除き日本全国に分布し、山林をはじめ、神社や公園、住宅地や街路樹としても利用されている、私たちにとてもなじみの深い木です。
春の芽吹き、夏の緑陰、秋の黄葉、冬の木立と四季を通じて美しい姿が楽しめます。また、材木としても利用価値が高く、線路を雪崩や落石から守る鉄道輪としての役割を持つなど私たちの暮らしにもとっても身近。和太鼓にも最高木材として重宝されています。もっともケヤキは大気汚染に弱いため、都会での植栽に向かないとされています。
学名 |
Zelkova serrata ニレ科 ケヤキ属 |
開花時期 |
4月~5月 |
花色・大きさ・花形 |
黄緑色 |
最終樹高 |
地植え:m 鉢植え:m (耐寒性落葉高木) |
最終葉張り |
枝垂れ樹形 |
栽培用途 |
鉢植え・寄せ植え・盆栽・シンボルツリー・街路樹・学校・公園 |
植栽適地 |
北海道南部~沖縄 |
育てやすさ |
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性やや弱い |
耐病害虫性 |
耐病性:強い 害虫:やや強い |
花言葉 |
幸運、長寿 |
ケヤキ|五色 3.5号ポット苗の育て方
植え方・用土
基本的に植え替えは春に目が出る前に行います。日当たりと風通しの良い場所が良いです。鉢で小さく育てる場合は夏は半日陰、冬は風や霜が当たらないように。生育が旺盛なので、小さな苗や小さな鉢で管理している苗は毎年植え替えます。根も良く広がるため、強めに整理してしまっても大丈夫。盆栽仕立ては赤玉土と桐生砂を8:2にするのがおすすめです。
水やり
鉢植えは表面が乾いたらたっぷりと与えます。水をたっぷりと与えると幹が太くなり、控えると成長が遅くなります。地植えでも苗が十分に育つまでの数年は土の表面が乾いたら水をあげて下さい。成長後も真夏の高温期、雨が続かないようならあげましょう。
肥料のやり方
基本的にあまり肥料を必要としません。肥料を与える場合は、2月頃に寒肥として株周りに堆肥をすき込みます。
剪定方法
剪定は葉っぱが落ちた冬に行います。自然樹形を楽しむ木ですのであまり刈り込みすぎないよう注意をしましょう。風通しが良くなる透かし剪定を主体に行います。
病害虫の予防法
新芽にアブラムシが付くことがあります。また、あえが小さいうちはうどん粉病や褐斑病にかかりやすいので、心配ならある程度成長するまでは定期的に薬剤を散布します。
増やし方
挿し木、種まき