
● ナギイカダ 一才性の品種の特徴
ナギイカダ(なぎいかだ・梛筏)の一才性なので、若木のうちから実がつきやすいです。10月に赤い果実が変なところにつきます。
先端にトゲのついた葉のようなものは、実は葉ではなく「葉状枝」あるいは「仮葉枝」が変化したものです。実際の実際の葉はその付け根に鱗片状で小さい葉がありますがほとんど目立ちません。
花はとても小さいです。ちなみに、葉状枝の上に花は直接生えていないそうです。花が小さいので観賞価値は低いですが、かわいらしい花を発見する楽しみがあります。
耐陰性に非常に優れ、日陰に強いアオキやハランが耐えられないような日陰の場所でも育ちます。雌雄異株ですので実を鑑賞したいときはメス木を植えます。一才性はメスだけ販売しております。
チクチクした葉を利用して防犯用や動物除けに植えたり、 日陰の庭でも育ちます。
針葉樹のナギに葉っぱが似ていること、ハナイカダと同じように葉の上に実がつくことから「ナギイカダ」と呼ばれるようになりました。葉が退化する特異な形態から独立した科にしたほうがいいのではないかという説もあり、立ち位置が微妙な植物です。日本では一応スズラン科に分類されています。
ナギイカダは雌株だけでも実がなります。日本国内の苗木流通はほぼ雌株です。単為結果する性質があり、雌株だけでも結実します。
| 学名 |
| Ruscus aculeatus キジカクシ科 ナギイカダ属 |
| 別名 |
| ブッチャーズブルーム |
| 開花時期 |
| 3~5月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 黄緑色・極小輪咲き・葉っぱ状のものの上に花がつく |
| 結果年数 |
| 1~2年 |
| 自家結実性 |
| 雌雄異株(ナギイカダは雌株だけでも実がなります。(単為結果する。)雄株は見たことがりません。) |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.3m ~ 0.6m 鉢植え:0.3m ~ 0.6m (常緑低木) |
| 最終葉張り |
| 0.1m ~ 0.3m |
| 栽培用途 |
| 地植え、庭木、花壇、鉢植え、盆栽、ボーダー、防犯用生垣 |
| 成長の早さ |
| 遅い |
| 育てやすさ |
|
日照条件:半日陰~日陰、耐陰性とても強い、 耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:とても強い 害虫:とても強い |
| トゲの大きさ |
| トゲは多い |
ナギイカダ 一才性の育て方
植え方・用土
非常に耐陰性に優れていますが、半日陰が一番適しています。土質は選ばないため極端な土壌でなければ栽培可能ですが、湿気の多い場所を好むので、水持ちの良い場所や直射日光が当たらないに植えましょう。堆肥を良くすきこんだ土壌に植えてください。
鉢植えではみかんの土で植えるのをお勧めします。
水やり
乾燥には強いですが、。土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えましょう。冬は水やりは控えます。
露地栽培では水やりは必要ありません。
肥料のやり方
肥料は特に必要ありません。
花芽の付き方
変なところにつきます。
剪定方法
成長が遅くあまり大きくならないため、剪定はほとんど必要ありません。剪定する際は、葉状枝のトゲがあるため少し厄介です。
増やし方
株分け




