● ビバーナム オノンダガの品種の特徴
葉の姿もかっこいいビブルナム オノンダガ。芽吹きの葉は銅色で大変美しく、4月後半から現れるココア色のツボミとともにシックな印象です。
初夏になるにつれ葉は緑色になっていきます。葉脈に茶色が残っているのも美しいです。花はガクアジサイのよう。白の装飾花と未開花のツボミとの対比も美しいです。
花のない時期もカラーリーフとして楽しめます。アクセントに使うとおしゃれな雰囲気が出せそうです。
秋は美しく紅葉して、冬は落葉します。秋に5mm程の赤い果実がつきます。
ビバーナムについて
和名はガマズミ。ビバーナムともビブルナムとも言います。学名のアルファベットがViburnumなので、ビブルナムともビバーナムとも読めるからだと思いますが、花がきれいなので、どっちでもいいかなと思います。
庭を彩る花としてはもちろんのこと、切り花やブーケ、フラワーアレンジメントの材料にもなるので注目が集まっています。初心者でも手間をかけずに育てることができます 。半日陰にも順応します。コンパクトな樹形の低木です。刈り込みにも強いので、やや自然樹形でのナチュラルな目隠しや生垣におすすめ。
学名 |
Viburnum sargentii ‘Onondaga’ スイカズラ科 ガマズミ属 |
別名 |
ビブルナム |
開花時期 |
5~6月 |
花色・大きさ・花形 |
白・・ガク咲き |
果実の大きさ |
★☆☆☆☆小実 5mm |
果実の用途 |
観賞用 |
結果年数 |
1~2年 |
自家結実性 |
1本でなる。 |
最終樹高 |
地植え:1m ~ 1.5m 鉢植え:1m ~ 1.5m (落葉低木) |
栽培用途 |
地植え、鉢植え、花壇、目隠し |
成長の早さ |
普通 (30cm/年) |
植栽適地 |
北関東~沖縄 |
育てやすさ |
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性強い、耐暑性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない |
ビバーナム| オノンダガの育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。寒冷地では真冬の植え付けは避けます。暑さ、寒さに強く、ほこりや風、大気汚染にも強く、乾燥にも強く、土質は選びません。堆肥をすき込んだ土に植えつけてください。日当たりを好みますが、日陰にも強い木です。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
結構肥料無しでも育ちますが、2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
ビバーナムはどっちかと言うと横張り気味に育ちます。剪定をすると分岐が盛んになり、花つきが良くなります。 卵型の樹形にできるように仕立てていく剪定をしていただくと良い樹形になります。花は枝先につきますので、剪定は花後に行い、古い枝を剪定し、若い枝を残すようにしていきます。 剪定をすると分岐が盛んになり、花つきが良くなります。 どの植物もいえることですが、枝数が多くなる=花が多く咲きます。 剪定は分岐している枝の1cmくらい上で中心の枝を切ります。あるいは、芽の上1cmくらいのところで切ります。 勢い良く徒長するように伸びる枝(シュート)が出る場合、シュートは節の間が長く、間に枝が出ないことがあり、枝の分岐が悪いです。 徒長する枝は花が咲きにくいので、短めに芽の上で切ります。 剪定せずに放任しても美しい大株に生長します。古い枝はいい花がつかなくなりますので、5年に1回くらいは株の更新のために、株をコンパクトに切り戻しします。
病害虫の予防法
強健で特に気になる病害虫はあまりでません。(店長の経験です。)まれに高温多湿の気候が続くとと葉を食害する害虫がつくこともあります。