
● シチョウゲ 白花の品種の特徴
その名の通り、シチョウゲの白花品種です。常緑樹であるハクチョウゲとはまた別の品種になります。花の形もはっきりと異なり、ハクチョウゲは小さな星のような花を咲かせるのに対し、この「白花」は小さなラッパ型の花をたくさん咲かせます!
「シチョウゲ」は、熊野川と四万十川流域(紀伊半島北部及び高知県)に分布する日本の固有種です。川岸や岩の上など湿った場所を好んで育つため、乾燥に弱く絶滅が危惧されています。基本種の花色が紫色で、形が「丁」字型になるため紫丁花(シチョウゲ)と名づけられました。葉も小さく花も1cm程度と小ぶりなので盆栽や鉢植えにもぴったりの品種です。
| 学名 |
| Leptodermis pulchella Yatabe アカネ科 シチョウゲ属 |
| 別名 |
| 紫丁花、イワハギ(岩萩) |
| 開花時期 |
| 7~8月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白・小輪咲き(1cm位)・一重筒咲き |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.3m ~ 0.7m 鉢植え:0.3m ~ 0.7m (落葉低木) |
| 栽培用途 |
| 地植え、鉢植え、盆栽など |
| 成長の早さ |
| やや遅い |
| 植栽適地 |
| 東海地方~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性やや弱い(5度)、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:強い |
| 花言葉 |
| 純愛 |
シチョウゲ(紫丁花)|白花の育て方
植え方・用土
シチョウゲはもともと暖かな地方に自生する植物なので、気温が0度以下に下がる地域は鉢植え栽培をおすすめします。春が一番植え付けに適していますが、水や温度管理さえ行えば年中植え付け可能です。水はけのよい土地を好むため、赤玉土7・砂3の割合の用土に植え付けます。また、日当たりと風通しの良い場所が好きです。
気候さえ合えば病害虫の少ない丈夫な木ですので、地植えもおすすめです。
水やり
水はけの良い土壌を好みつつも、乾燥には強くありません。土の表面が乾いたらたっぷり水をあげてください。
肥料のやり方
追肥は9~10月頃に、油粕や骨粉などの固形肥料を少量与えて下さい。
剪定方法
徒長枝は適宜剪定します。そうすることで花芽がつきやすい短い枝がでます。
病害虫の予防法
あまり病害虫は出ません。
増やし方
丈夫な木で挿し木や実生で簡単に増やせます。




