● 桑 獅子葉の品種の特徴

「獅子葉」と呼ばれる、葉の先がいくつにも分かれた不思議な形状の葉をもつ観賞用美葉品種です。
クワの獅子葉は実が付いている所を見たことがありません。
もしかしたら実が付く可能性もありますが、基本的には実は付かないと考えてください。

洋名マルベリーと言います。昔から馴染みのある木で土壌の適応性も高いのでやせ地でもよく育ち、たいへん丈夫です。蚕の餌として以前は良く栽培されていました。赤く熟した果実は生食ができ、おやつとしても親しまれています。

学名
Moraceae Morus クワ科 クワ属
最終樹高
地植え:2m ~ 3m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉低木)
最終葉張り
直立性
栽培用途
盆栽、地植え、鉢植え、花壇、鉢植え(7号鉢以上)、庭木、お茶
植栽適地
北海道~沖縄
育てやすさ
★★★★★ 育てやすい
日照条件:日なた、耐陰性強い、
耐寒性強い(-20度)、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:とても強い 害虫:とても強い
芽吹き時期
5月頃
花言葉
彼女の全てが好き、ともに死のう、(…なぜか桑の花言葉はこれだそうです。)

クワ|獅子葉(ししば)の育て方


植え方・用土

日本全国で栽培でき、やせ地でも育ち、とっても簡単です。秋~梅雨位までに植え付けします。肥沃で通気性がよく、やや湿り気味の土がいいです。やせ地でも育ちます。


春の植え付け方法

2月ごろが植え付け適期です。まだ寒い時期であれば根を少し広げ気味にして植え、葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根鉢はほぐさないで植えてください。


夏の植え付け方法

根をほぐさずに植えます。秋の彼岸までは雨が降らないときは水切れに注意です。


秋の植え付け方法

植え付け最適期です。秋植えすると次の生育期まで半年くらいあるので、水切れに耐える苗に育ちます。まだ暑い時期は根をほぐさずに植え、気温が下がっている時期なら根を広げて植えます。根がほぐれないときは無理にほぐさず植えます。


冬の植え付け方法

冬も植え付けにいい時期です。土が凍らない地域では冬でも大丈夫。多少の雪や霜は問題ありません。寒さが心配な場合はマルチングをしておきましょう。


水やり

地植えした場合は雨が当たる場所では水やりは雨に任せ、よほど雨が降らないときだけ土が乾いたら与えます。
鉢植えでは土が良く乾いたら水をたっぷり鉢底から流れ出るくらい与えます。
土が乾いていなければ与えません。4月下旬から初夏は水切れしやすいので注意です。
夏は乾燥したらたっぷり水を与えてください。


肥料のやり方

3月に速効性化成肥料を与え、12月ごろ有機質肥料を与えます。


剪定方法

毎年12月ごろに不要な枝や混み合った枝を間引いてあげてください。
植え付け2年目は全体の枝先も50cmほど切りつめてあげてください。
枝の基部から2芽を残して切り戻し剪定をしてあげてください。
植え付け3年目以降からは、6月の剪定と、12月は間引き剪定のみを継続して行っていってください。


病害虫の予防法

カミキリムシの仲間に注意します。テッポウムシ予防樹脂フィルムで防除します。




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