● カジイチゴ 黄金葉の品種の特徴
カジイチゴの園芸品種で、新芽がとても美しい黄金葉になる珍しい品種です。大きくてよく目立ち、新芽の時期は抜群の存在感です。
カジイチゴは、関東以西の太平洋側沿岸などに自生するキイチゴの仲間です。キイチゴの中では珍しくトゲがありません。 初夏に野ばらのような白い花を咲かせ、花後にオレンジ色の実を付けます。実は食用にもなり、ジャムなどに利用できます。
秋になると葉は赤黒く紅葉します。半常緑なので暖かい地域では冬も葉が残り、冬の葉色も楽しめます。 強健で丈夫に育ちます。地下茎で増える植物なので、あまり広げたくない場合は鉢植えでの栽培をお勧めします。
学名 |
Rubus trifidus ‘Aureus’ バラ科 イチゴ属 |
別名 |
構苺、梶苺 |
開花時期 |
4~5月 |
花色・大きさ・花形 |
白・(3cm位)・一重咲き |
収穫時期 |
5~6月 |
結果年数 |
1~2年 |
最終樹高 |
地植え:2m ~ 3m 鉢植え:1m ~ 2m (半常緑低木) |
栽培用途 |
カラーリーフ、果樹畑、花壇、鉢植え(7号鉢以上)、庭木 |
植栽適地 |
東北~九州 |
育てやすさ |
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、 耐寒性強い、耐暑性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:強い 害虫:普通につく |
トゲの大きさ |
小さなトゲがつくことも |
花言葉 |
謙遜、尊重、後悔、嫉妬、同情 |
カジイチゴ |黄金葉の育て方
植え方・用土
日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。花ひろば堆肥“極み”をよくすきこんだ土に浅めに植え付けしましょう。鉢植えで管理する場合は、花ひろば培養土「和み」をお使いいただくと良いです。やせ地でも育ちますが、肥料を与えた方が生育は進みます。
3月が植え付け最適時期で、暖地では秋植え(9月~11月ごろ)をお勧めしていますが、10月~梅雨入りまで大概植えても大丈夫です。
水やり
夏場は毎日行ってください。それ以外の時期については、土の表面が乾いていたら、たっぷり与えてあげてください。
肥料のやり方
肥料は2月ごろと収穫後に花ひろばIB肥料元気玉などの速効性の化成肥料などを与えます。
また、11~12月ごろに寒肥として牛糞や鶏糞、油粕など、有機質肥料を与えます。2~3年に1度のペースで石灰を与えます。
剪定方法
前年に伸びた枝の先端部に花芽がつくので、基本的には行いません。
込み合う枝を秋に間引く程度です。(私の経験です。)
でも、ほったらかしにしておくと、ボウボウになるので、仕立て方を書きます。
古い枝は2~3年で枯れ下がるので、地際から生えた新しい枝に更新して行きます。地下茎で増えるように地際からシュートやサッカーを伸ばすように生長します。1年目のシュートは6月頃に切り戻しをし、側枝を出させます。細い枝は力がないので、間引くように取り除きます。12~3月頃に側枝を1~3節切り戻します。収穫後に枯れこんだ枝は12月までに生え際から切り取ります。こうすることでボウボウにならずにコンパクトに維持できて、収穫量が増えます。
病害虫の予防法
特に気になる病害虫はあまりでません。