● ウメモドキ 風鈴ウメモドキの品種の特徴

「風鈴ウメモドキ」は、メスの木には秋になると紅い大きめの果実が風鈴の様に垂れ下がる美しい品種です。果実がつかないオスはオスで、その素朴な樹形を楽しみます。

ウメモドキは落葉樹ですが、赤い果実と風情のある樹姿に魅力があり、近年庭木として人気が高まっています。また、落葉後にも果実が残るため、冬の庭の彩りだけではなく、小鳥が集まるのを楽しんだり、生け花の材料としても利用できます。雌雄異株のため、果実は雌木にのみにつきます。別名:「ジャパニーズ・ウィンター・ベリー」といわれ、和、洋どちらのお庭にも良く合います!
ウメモドキは雌雄異株です。メスに果実がつきます。雄には実がつきません。

学名
Ilex serrata モチノキ科 モチノキ属
別名
ムメモドキ、ウメボトケ、オオバウメモドキ
開花時期
5月~6月頃
花色・大きさ・花形
薄紅色・・※非常に小さく目立たない
収穫時期
9月~
果実の用途
観賞用
自家結実性
1本でならない(ウメモドキは雌雄異株ですが、メスだけ植えているだけでたいてい果実が実ります。心配な場合は雄を近くで育ててください。)
最終樹高
地植え:2m ~ 3m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉低木)
最終葉張り
1m ~ 2m 
栽培用途
鉢植え、庭植え、花壇、生垣、切り花、生け花、ドライフラワー、学校、盆栽
植栽適地
東北~沖縄
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた、
耐寒性強い、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:強い
花言葉
明朗

風鈴ウメモドキ |オス木の育て方


植え方・用土

基本的に移植や植え付けは10月~入梅までに行います。真冬の厳寒期は避けてください。
日当たり、水はけの良い肥沃な土壌に植えます。日陰でも良く育ちますが、実付きが悪くなります。適湿地が好きで、開花から結実期は水切れに注意します。『花ひろば堆肥極み』や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。日当たりを好みます。


水やり

雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。夏場など暑いときは水切れしないようたっぷりと水を与えてくだい。


肥料のやり方

肥料は2月頃に化成肥料を与えます。鉢植えでは発酵油かすかもしくは緩効性化成肥料を置き肥します。


花芽の付き方

春から伸びる新梢に花芽ができて、初夏に開花します。


剪定方法

原則あまり剪定は必要ありません。結実がよくなると樹勢が落ち着き、結実がよくなります。樹形を乱す枝などは落葉時期に剪定をします。強く剪定をすると樹勢が強くなり、徒長枝が出やすくなり、実がつきません。ひこばえは見つけ次第切り落とします。
萌芽力があり、剪定にも強いです。


その他栽培や性質の注意点

ウメモドキの果実がならない原因

ウメモドキは雌雄異株ですが、メスだけ植えているだけでたいてい果実が実ります。
樹勢が強すぎて、初夏以降に枝が伸び止まらずに伸び続けると、果実が熟す前に生理落果しやすくなるので、肥料や強剪定を控えめにするとよいです。
要は成長が良すぎると実が残らないわけです。枝の伸びが落ち着くまでは昼量は控えて、剪定も込み合った枝を間引く程度にとどめてあげます。樹勢も落ち着けば果実がおちなくなります。


病害虫の予防法

風通し、日当たりがよいと病害虫はあまり心配いりません。カイガラムシが出たら冬にマシン油などで防除します。夏にハモグリガやハマキムシが発生したら消毒します。




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