● アカメガシワ 三光斑の品種の特徴
「アカメガシワ」は、日本に自生している品種で、空き地などに生えてくるパイオニア植物です。生長が早く10m程度になる落葉高木です。一般に新芽が赤色になります。本種は葉にコンペ斑と三光白黄フクリン斑が入る珍品種です。初夏に白色の花を穂状につけ、秋に実がつきます。
アカメガシワの葉の基部には蜜腺があり、アリが吸蜜に来ます。根も実も繁殖力が強く一気に繁殖することがあります。アカメガシワの葉は団子や寿司を包むのに使われ、材は建築、下駄や薪に利用されます。また、樹皮は生薬などでも利用されます。
学名 |
Mallotus japonicus トウダイグサ科 アカメガシワ属 |
別名 |
ヒサギ(久木)、ゴサイバ(五菜葉)、サイモリバ(菜盛葉) |
開花時期 |
5~7月頃 |
花色・大きさ・花形 |
白・・穂状 |
最終樹高 |
地植え:3m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉高木) |
栽培用途 |
鉢植え、生垣、庭植え、工場緑地帯、学校、公園、材木や生薬 |
成長の早さ |
樹勢が強い (100cm/年) |
植栽適地 |
北海道南部~沖縄 |
育てやすさ |
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性やや強い、 耐寒性強い、耐暑性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:強い 害虫:強い |
アカメガシワ |三光コンペ斑の育て方
植え方・用土
植付けの適期は春と秋です。移植は3月頃ですが、植付け適期におこなった方が株への負担が少なくなります。土質は特に選びません。日本に自生している品種で、空き地などに生えてくるパイオニア植物です。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
ほとんど必要ありません。肥料が強すぎると、斑が消えたり、徒長枝が発生しやすくなり、樹形が乱れやすくなります。
剪定方法
剪定の適期は2~4月か6月頃です。生長が早く1年に1メートル以上枝が伸びるので、定期的に剪定してください。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。丈夫な植物ですが、風通しが悪いと病害虫が発生する原因になりますので、適度に間引き剪定を行ってください。