● ウリ まくわうりの品種の特徴
日本では縄文時代から愛されてきた「まくわうり」。病気や害虫に強く、とても作りやすいです。すっきりした甘さで食べやすいです。こちらのまくわうりは、白皮・白肉の卵型。自然農法の種で草勢強く大変育てやすい品種です。
ウリ科の植物は梅雨や夏に育てることが多いため、どうしてもうどん粉病やベト病、アブラムシやウリハムシなどの対策が必要となります。また、つる性のものが多いので、支柱を立てたり誘引したりとツルの管理もしていかなくてはならないため、中級者向けの品種といえるでしょう。ですが、次から次へと収穫ができ、グリーンカーテンとして楽しめるので是非チャレンジしていきたい品種群です。
まくわうりは、ウリ科キュウリ属のツル性の植物の果実で、メロンの一種と言えます。 岐阜県の真桑村(現在の本巣市)で育てられていたことから、その地名をとってまくわうり(真桑瓜)と呼ばれるようになりました。また、プリンスメロンなどの先祖とも言われています。昭和の頃まではメロンの代替品としても食べられていました。主に、愛知、岐阜、滋賀で育てられています。
| 学名 |
| Cucumis melo var. makuwa ウリ科 キュウリ属 |
| 別名 |
| アジウリ、ボンテンウリ、ミヤコウリ、アマウリ、カンロ、テンカ、カラウリ、ナシウリ |
| 花色・大きさ・花形 |
| 黄色 |
| 収穫時期 |
| 7~9月頃 |
| 果実の大きさ |
| 300g前後 |
| 果実の用途 |
| 生食、漬物、お盆のお供えもの |
| 結果年数 |
| ~1年 |
| 自家結実性 |
| 1株でなる(雌雄同株) |
| 最終樹高 |
| (一年草) |
| 栽培用途 |
| 食用、 |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 北海道~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた、耐陰性やや弱い、 耐寒性弱い、耐暑性やや強い、耐乾性弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:普通 害虫:普通 |
| 花言葉 |
| 古くから繋がり |
種|まくわうりの育て方
植え方・用土
種まきの適期は3~5月ごろになります。直播では 株間60~80cmに2~3 粒づつ点まきを行い、 ポットには2~3粒の種をまきます。発芽したら1本に間引き、ポットの場合は本葉4~5枚の頃に株間60 ~80cmで1本定植します。種まきから90~100日で収穫開始期を迎えます。生育適温は20~30℃です。基本的にはメロンの管理方法と同じ要領です。土壌の排水の良い日当たりの良い場所で育てます。1つのプランターに1株ぐらいが植え付けの目安です。
水やり
乾燥には弱いですので、乾いたらたっぷりと水を与えてあげてください。
肥料のやり方
まくわうりは、発芽から着果までの間は肥料の吸収が多く、果実の成熟期を迎えると減少していきます。肥料を与える時期は着果時と実が大きくなり始めた頃に与えてあげてください。
剪定方法
本葉が5~6枚の頃に摘心し、状態の良い子づるを2~3本残し、更に孫づるを2~3本づつ付けるように剪定します。仕立て方は、プランターの場合はあんどん型、地植えの場合はトンネル式か直立式のネット支柱がおすすめです。
病害虫の予防法
高温多湿に弱く、つる割病、うどんこ病、べと病などが発生し、気温が高くなると、ハダニやアブラムシが発生しやすくなります。
育て方のまとめ
連作障害が起こります。


