
● コーデックス グイラウミニアナの品種の特徴
ユーフォルビア・ギラウミニアナ(Euphorbia guillauminiana)は、マダガスカル原産の希少なコーデックス(塊根植物)です。
地下に大きく発達する塊根(コーデックス)を蓄え、そこから細く繊細な枝を伸ばす独特な姿は、自然が生み出した芸術品ともいえる存在感があります。
若いうちは控えめな姿ですが、栽培を重ねるごとに塊根はゆっくりと肥大し、一株ごとに異なる個性的な樹形へと成長します。同じ種でも二つとして同じ姿にならないため、年月をかけて自分だけの株へ育てる楽しみがあります。
枝先には小さな葉を展開し、生育期には爽やかな緑が塊根とのコントラストを演出します。幹には鋭いとげがあります。枝も幹と同じくらいの太さに育ち、でっぷりしていてトゲがあるので、とてもブサカワイイ、ブサカッコイイです。
一方で休眠期には葉を落とし、塊根だけの無機質で力強い姿へと変化するため、季節によってまったく異なる表情を楽しめるのも本種ならではの魅力です。
ユーフォルビア属らしい繊細な枝ぶりと、コーデックス植物特有の重厚感を兼ね備えた美しいバランスは、多肉植物や塊根植物のコレクターからも高く評価されています。鉢の上にゆっくりと現れてくる塊根を鑑賞できるよう、浅植えで仕立てる楽しみ方も人気があります。
乾燥に強く、水やりのメリハリを意識すれば比較的育てやすい種類です。日当たりと風通しの良い環境で管理すると、締まった美しい樹形に育ちます。長い年月をかけて少しずつ風格を増していくため、「育てるほど価値が増す植物」として末永く付き合える一株です。
根元が丸く膨らんで像の足のようになる植物を塊根植物とかコーデックスと言います。
ユーフォルビア属の植物は、枝や根を傷つけると白い乳液を出します。この乳液には刺激性があり、皮膚や目に付着すると炎症を起こすことがあります。剪定や植え替えの際は手袋を着用し、作業後はよく手を洗ってください。ペットや小さなお子様の手の届かない場所で管理することをおすすめします。
| 学名 |
| Euphorbia guillauminiana トウダイグサ科 ユーフォルビア属 |
| 開花時期 |
| 4~9月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 黄緑色 |
| 最終樹高 |
| 鉢植え:0.2m ~ 0.5m (非耐寒性落葉多肉植物) |
| 栽培用途 |
| 鉢植え、温室、観葉植物 |
| 成長の早さ |
| 遅い |
| 植栽適地 |
| 沖縄(鉢植えであれば、全国での管理が可能です。) |
| 育てやすさ |
|
★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性やや弱い(10度)、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:普通 害虫:普通につく |
種子 【 コーデックス ユーフォルビア グイラウミニアナ】
の育て方
植え方・用土
サバンナなどに多く分布する植物で過湿が苦手なので、日あたりと水はけ、風通しがよい場所に植えつけます。鉢植えの場合は多肉植物やサボテン用の用土を使うといいでしょう。日光がとても好きなので春から秋にかけては一日6時間以上当てるのが理想です。寒さに弱いため、10度以下にならないような管理が必要なため、日本では鉢植えで育てます。気温が下がってきたら暖かな室内に取り込んでください。生長に合わせて適宜植替えを行いますが、深く根を張るので鉢は深めのものを使用してください。4月~8月が適期で、植え替える前は数日前から断水し土を乾かしてから行います。
水やり
春から夏は生育期なので土が乾いたらたっぷりと水を与えます。真夏の暑い時期は朝夕の涼しい時間帯に。温度が10度以下を下回ったら徐々に水やりを減らし、落葉してからは断水します。
肥料のやり方
生育期に薄めた液体肥料を月1~2回、または緩効性肥料を少量与えます。肥料の与えすぎは徒長の原因になります。休眠している時期は不要です。
剪定方法
樹形を整えるための剪定は、春~秋の生育期に行います。透かし剪定もこの時期なら適宜行っても大丈夫です。切ったときに出てくる汁でかぶれることがあるので注意して下さい。切り口から雑菌が入らないようハサミは消毒しておきましょう。
増やし方
種、挿し木(挿し木は根が膨らみにくい)
種まき
4~7月が発芽適期です。ヒーターやLEDなどで温度管理ができる屋内であれば、通年で種まきが可能です。
種の発芽適温は25~30℃で、28℃前後が最も発芽しやすいです。あれば冬や夏も種まきできます。発芽までに3~10日程度、遅いものでも2~3週間程度で発芽することがあります。
※発芽率は発芽率は種子の鮮度によります。
新鮮な種子:70~95%程度
半年~1年程度保存した種子:30~70%程度。
古い種子では10~30%以下になることもあります。
【種まきの方法】
清潔で水はけのよい用土を使用します。
おすすめは赤玉土小粒、鹿沼土細粒を混ぜた用土。サボテン・多肉植物用培養土や、
バーミキュライトやパーライトを混ぜてもよいです。
播種前に20~30℃程度のぬるま湯へ6~24時間浸けると、発芽が揃いやすくなります。
種を横向きまたは平らに置き、薄く覆土します。深く埋めすぎると発芽しにくくなるため注意してください。
発芽するまでは土が乾燥しないように水やりを行い、用土は乾かさないようにします。ただし、常に水が溜まった状態は避けます。明るい日陰(または半日陰)で管理します。25~30℃を維持してください。
本葉が展開し始めたら、水やりの頻度を減らし、乾燥と湿るを繰り返すような水管理に変えます。日当たりの良い場所に移動させ、徐々に外の光に慣らしていきます。
実生株は塊根が少しずつ肥大していく過程も楽しめるため、長く育てる魅力があります。


