ヤマボウシ ブルーミングメリーテトラ 1
ヤマボウシ ブルーミングメリーテトラの紅葉

● ヤマボウシ ブルーミングメリーテトラの品種の特徴

とてもめずらしい落葉性二季咲き品種です。初夏にさわやかな白色の花が樹冠を包むように咲き、春から伸びる新枝の先に、秋にもう一度開花する蕾をつけます。若木のうちから花付きがよく、植えてよかったと思います。
秋には果実が実ると同時に、次第に美しい紅葉を見せてくれます。
樹勢に優れ風に強く病害虫の抵抗性が高いのでとても育てやすいです。日陰でも良く育ってくれますが、日あたり不足だと花付きが悪くなります。庭園樹、街路樹、季節の切り花に利用できます。自然樹形が美しく秋に色づく赤い果実も素敵です。お庭のシンボルツリーにもおすすめです。

ヤマボウシ(山法師)は5~7月頃に花が無数に咲きます。花弁に見える部分は「総苞」と呼ばれ、葉が変化したもので、実際の花はその中心にある雌しべのような部分です。
秋になると綺麗に紅葉し、直径1cmほどの丸い実が生り赤く熟して食べることが出来ます。実は甘みが強く、マンゴーとバナナを合わせたような味をしています。

学名
Cornus kousa. 'Blooming merry tetra' ミズキ科 ミズキ属
作出年・作出者
(埼玉県・・萩原俊廣)
交配親
常緑性のヤマボウシと落葉性ヤマボウシ「紅富士」の交配種。
開花時期
5~6月、9~11月頃 (ニ季咲き)
花色・大きさ・花形
白色・中大輪咲き(7cm位)・一重咲き
収穫時期
11月
果実の大きさ
☆☆☆☆小果 2.5cm 豊産性あり
果実の用途
生食、ジャム
結果年数
3~5年
自家結実性
1本でなる
最終樹高
地植え:3m ~ 5m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性落葉中高木)
最終葉張り
m ~ 6m 直立性
栽培用途
シンボルツリー、鉢植え、地植え、記念樹、盆栽、花壇、寄せ植え、切花
成長の早さ
遅い (20cm/年)
植栽適地
北海道南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~日陰、耐陰性強い、
豊産性あり、耐寒性強い(-10度)、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:強い

ヤマボウシ ブルーミングメリーテトラの育て方


植え方・用土

日当たり、水はけの良い肥沃な場所に植えます。紅花種は日当たりが悪いと花の着色が悪くなります。
花ひろば堆肥“極み”や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。
鉢植えでも大丈夫です。日当たりを好みますが、日陰でもよく育ちます。
夏の西日が苦手なので、表土にココチップなどでマルチングをして、土中温度が上がりすぎないようにお願いします。


肥料のやり方

2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。鉢植えは寒肥と初夏と初秋に化成肥料を与えます。


剪定方法

自然樹形を楽しむ樹なので基本的に放任で育てます。大きくしたくない場合は目的の高さで芯止めしてください。剪定時期は負担が少ない3月頃がおすすめです。それぞれの枝先に花を付けるため、それらを意識した切り戻し剪定を行うとともに、込み合った枝は整理します。


病害虫の予防法

病害虫はほとんどつきません。




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