寄せ株の株立ちです。立ち数の指定はできません。
シャラノキ ナツツバキの花
ナツツバキの花 うっすらとピンク色が残ることがあります。
ナツツバキの果実。
● シャラノキ ナツツバキの品種の特徴
ナツツバキ(夏椿)はツバキの仲間です。花もツバキそっくりで、花は一日花でポトッとそのまま落ちます。茶花や切花にもおすすめ。利休七選花のひとつです。(利休七選花:ヤマボウシ、ムシカリ、ハクウンボク、白ワビスケ、マルバノキ、オオヤマレンゲ、ナツツバキ)
花の美しさも良いですが、その雰囲気と樹形がきれい。なんといっても灰褐色の光沢のある幹肌が美しいです。
明るい幹肌が印象的で洋風ガーデンにも良く合います。秋は美しく紅葉します。
樹勢もおとなしく、新緑、花、幹肌、紅葉、どれをとっても美しい魅力満点の木です。樹形は枝が斜上し、ほうき状になります。葉はやや厚く薄緑色でやさしげな感じです。全体に上品で明るい印象です。
しゃらのきなつつばき
シャラノキの別名を持つことから、聖樹として寺院の庭に植えられています。
近縁種にヒメシャラがあります。シャラはヒメシャラよりも葉も花も一回り大きいです。
初夏に咲き続けるシャラの白花は清楚で、お庭を静謐に演出してくれます。シャラの木は「沙羅の木」「夏椿(ナツツバキ)」、地方によっては木肌が似ていることから「サルスベリ」と呼ばれることもあるんですよ。
夏の西日を嫌うので、西日が当たらない場所に植えてください。夏の西日が当たっている部分だけ枯れたりします。自生地では大木になりますが、宅地などではさほど大きくなっているのは見かけません。ちょうどよいサイズで収まります。ツバキ科の中でも珍しい落葉樹です。
学名 |
Stewartia pseudocamellia ツバキ科 ナツツバキ属 |
別名 |
しゃらのきなつつばき |
開花時期 |
6月 |
花色・大きさ・花形 |
白・大輪咲き(7cm位)・一重 |
最終樹高 |
地植え:5m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性落葉高木) |
最終葉張り |
2m ~ 4m 直立性 |
栽培用途 |
地植え、シンボルツリー、目隠し、鉢植え、盆栽、寄せ植え、目隠し、花壇、工場緑地帯、街路樹、学校、公園、ゴルフ場 |
成長の早さ |
やや早い (50cm/年) |
植栽適地 |
東北地方~沖縄 |
育てやすさ |
★★★☆☆ 育てやすい 日照条件:日なた~日陰、耐陰性強い、 耐寒性普通、耐暑性普通、耐乾性やや弱い |
耐病害虫性 |
耐病性:強い 害虫:強い |
芽吹き時期 |
4月 |
花言葉 |
愛らしさ |
シャラノキ ナツツバキの育て方
植え方・用土
基本的に移植や植え付けは11月~入梅までに行います。東北以北では春植えをおすすめします。
日当たり、肥沃な土が理想です。夏の強い日差しを嫌うので、少しでもいいので西日をさえぎるものがある場所に植えます。堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。 鉢植えでも大丈夫です。半日陰でも生育は良好です。乾燥防止のマルチングがおすすめです。
肥料のやり方
ほとんど必要ありませんが、植え付け後2~3年たってもほとんど成長がない場合は、2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
ほとんど必要なく、自然に樹形が整います。樹形を乱す枝を取り除く程度です。剪定をする場合は冬にお願いします。
幹の太みが出て、ある程度大きく育つと幹の皮がめくれ、美しい模様を見せるようになります。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきません。