サルスベリ ブラックパールホワイト

● サルスベリ ブラックパールホワイトの品種の特徴

柔らかな花弁の真っ白な花と、黒い葉のコントラストが非常に美しい品種です。赤く染まる新葉や、蕾の時の赤い姿も見どころたっぷりです。一年を通じて、様々な姿が楽しめる植木なので、庭木だけでなく生垣やトピアリー、小さめのシンボルツリーなど幅広い楽しみ方ができます。

和名「サルスベリ」の語源は、サルも滑り落ちるほど樹皮がなめらかという例えから、別名の百日紅は花期が長いことから付けられました。暑さ寒さに非常に強く真夏の高温期に鮮やかな花を元気に咲かせます。芽吹く時期は遅いです。

「ブラックパール」シリーズは新たにアメリカで開発されたのが矮性で銅葉のサルスベリです。白系の花と赤系の花がありますが、銅葉を背景に咲く姿には「これがサルスベリ?」と驚くほどの新鮮さがあります。モダンな雰囲気で、現代の家屋の外観ともよく調和するので、シンボルツリーとしてもおすすめです。
日当たりの良い場所で栽培すると花つきが良く、葉色もきれいに出ます。耐寒性が非常に強く、-17℃まで耐えることができます。 うどん粉病に強い耐性を持ち、露地栽培では薬剤防除の必要がないくらい育てやすい品種です。

学名
Lagerstroemia 'Ebony and Ivory' ミソハギ科 サルスベリ属
別名
百日紅、クレープマートル、エボニーアンドアイボリー
開花時期
7月~9月
花色・大きさ・花形
白・(4cm位)
最終樹高
地植え:3m ~ 3.5m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉中高木)
最終葉張り
株立ち性(単幹に仕立てることも可能)
栽培用途
庭植え、鉢植え、切花、盆栽など
植栽適地
東北南部~九州
育てやすさ
★★★★★ 初心者に超おすすめ
日照条件:日なた、
耐寒性強い、耐暑性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:普通につく
花言葉
雄弁、愛嬌、不用意

サルスベリ |ブラックパールホワイト ポット苗の育て方


植え方・用土

基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。寒い地方では一番植え付けに適すのは3月です。日当たり、肥沃な土が理想です。土質はあまり選びません。堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。


水やり

雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。


肥料のやり方

開花前に2月に寒肥として油かす腐葉土堆肥を株周りに穴を掘り与えます。肥料無しでも一応なんとかきれいなこともありますが、生垣など列植えの場合は肥料を与えたほうが良いです。


剪定方法

落葉期に行います。同じ場所で剪定を繰り返すと、そこだけ膨れてゲンコツ状になって見苦しいので、剪定の位置を毎年変えると良いです。刈り込みに強いので、どこで切っても大丈夫。勢いの良い太い新梢にいい花房がつきます。


病害虫の予防法

サルスベリ ブラックパールはうどん粉病には耐性がありますが、アブラムシ、カイガラムシがつきます。発見しだい消毒します。カイガラムシ予防には落葉期にマシン油を1週間おきに散布します。

赤、ピンク系の品種で、蕾が開いたばかりのサルスベリは、シベが白のため、シロバナに見える品種があります。次第に蕊が目立たなくなります。色の移り変わりや対比をお楽しみ下さい。



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