


● ロウバイ 満月ロウバイの品種の特徴
満月ロウバイは、花の中心に紫褐色の輪が入るため「満月」の名が付けられました。実生の選抜品種で安行の植木屋さんが命名したものです。12月末頃から開花が期待でき正月そうそう花が楽しめるなんとも縁起の良い品種。花弁が丸弁。花色が濃く、香りもいいです。最近は紫褐色の輪がなくても、丸弁で色の濃いものを「満月」として販売しているようです。
満月ロウバイのほうが、ソシンロウバイよりも香りが強いと言われますが、正直なところ、さほど変わらないように思います。花の大きさも同じようなものです。
梅の仲間と間違いやすいですが、梅はバラ科、ロウバイはロウバイ科です。蝋細工のように光沢があり、そのため蝋梅と書いて、ロウバイと呼ばれます。黄色く香りの高い花をつけます。寒くても花の香りで心が温まる花木です。冬場の庭木におすすめです。
ロウバイは若木のうちは木が暴れる樹形です。細枝はぽきぽき折れやすいです。
| 学名 |
| Chimonanthus praecox ロウバイ科 ロウバイ属 |
| 別名 |
| マンゲツロウバイ |
| 開花時期 |
| 12月末~2月 (一季咲き) |
| 花色・大きさ・花形 |
| 黄色・大輪咲き(2cm位)・八重咲き |
| 香りの強さ |
| ★★★★★ 強香 透き通るような香り |
| 最終樹高 |
| 地植え:1.5m ~ 3m 鉢植え:1m ~ 2m (落葉低木) |
| 最終葉張り |
| 2m ~ 3m |
| 栽培用途 |
| 地植え、鉢植え、花壇、庭木、記念樹、生垣、切り花、生け花など |
| 成長の早さ |
| 普通 (30cm/年) |
| 植栽適地 |
| 東北南部~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能) |
| 育てやすさ |
|
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた~半日陰、 耐寒性強い(-15度)、耐暑性普通、耐乾性やや強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない |
| 花言葉 |
| 先導、先見、慈愛、優しい心 |
“満月ロウバイ”
(マンゲツロウバイ)の育て方
植え方・用土
水はけの良い、肥沃な土壌に植えます。堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。寒さにも強いです。西日や北風と乾燥を嫌います。日当たりを好みますが、2~3時間以上の日光で大丈夫。
鉢植えでは培養土を利用するとよいです。
春の植え付け方法
寒冷地では春植えをお勧めします。芽吹き始めている場合は根鉢は崩さずに植えてください。
夏の植え付け方法
根鉢は崩さずに植えます。
秋の植え付け方法
暖地では秋植えがおすすめです。乾燥に強く育ちます。
水やり
雨が当たる場所に地植えする場合、水は雨水だけで十分です。よほど雨が降らない時期や、乾きやすい場所の場合は土が乾いてきたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
肥料は2月に寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
不要枝を間引くくらいです。ひこばえがよく出ますので早めに取り除きます。
病害虫の予防法
病害虫はほとんどつきません。




