● アカシデの品種の特徴
ケヤキに似てほうき状の樹形になりますが、庭植えではあまり大きくならないため、野趣を演出した庭づくりの際に利用されます。剪定には向きませんが、自然樹形を楽しむ樹木であるため、放任しても整った樹形に育ちやすいのが特徴です。
和名の由来は、若芽が赤いことからきています。秋には、美しい紅葉が楽しめますよ!
アカシデは花や若葉、紅葉が赤く、房になって垂れ下がる実が「しめ縄」や「玉串」などで垂れ下がる紙垂(しで)に似ていることからアカシデという名前になりました。
学名 |
Carpinus laxiflora カバノキ科 クマシデ属 |
別名 |
赤四手、赤垂、コシデ、シデノキ、ソロノキ、コソロ |
最終樹高 |
地植え:10m ~ 15m (落葉高木) |
栽培用途 |
庭植え、公園木、シンボルツリー |
植栽適地 |
日本全国 |
育てやすさ |
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、 耐寒性強い、耐暑性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:とても強い 害虫:ほとんど出ない |
アカシデ ポット苗の育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。寒い地方では春植えします。
日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。日当たりが悪いと美しい紅葉に出会えません。土質を選ばない丈夫な木ですが、花ひろば堆肥“極み”をよくすきこんだ土に浅めに植え付けします。
水やり
乾燥した環境を好むため地植えの際は基本水やりを行いません。
肥料のやり方
肥料は2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や花ひろば堆肥“極み”を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
自然樹形を楽しむ樹木ですので剪定はあまり行いません。無駄枝を剪定するのは、真冬を避けた落葉期に行います。
病害虫の予防法
病害虫はあまり心配いりません。露地植えして株が育つと虫がついたことはないですが、小さい苗など力不足の場合は虫がつくこともあります。発生したら消毒します。