● トウネズミモチ トウネズミモチの品種の特徴

「トウネズミモチ」は常緑高木でネズミモチと比べるの大きく成長します。花もネズミモチよりも大きな円錐形の花序となり、6~7月にクリーム色の可憐な花を咲かせます。排気ガスなど劣悪な環境にも強いため公園緑樹化などに良く利用されています。実にはたくさんの鳥が集まり、その糞にまぎれて種が広がるためそこかしこに発生するちょっと注意が必要な外来性樹木です。てっとりばやく緑化するのには最適の樹木です。

学名
Ligustrum japonicum モクセイ科 イボタノキ属
開花時期
6月
花色・大きさ・花形
白・・円錐形の花序
最終樹高
地植え:2m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (耐寒性半常緑高木)
最終葉張り
2m ~ 4m 
栽培用途
鉢植え、花壇、地植え、目隠し、盆栽、生垣
植栽適地
日本全国
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、
耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:ほとんどつかない
花言葉
「名より実」

トウネズミモチ トウネズミモチの育て方


植え方・用土

基本的に移植や植え付けは春から秋に行います。最適な時期は3~5月と9~10月です。
日当たりが良く、水はけの良い、やや重めの肥沃な土壌に植えます。花ひろば堆肥“極み”を多めにすきこみ、浅めに植えます。
鉢植えではみかんの土に植えてください。


水やり

地植えの場合は特に必要ありません。真夏で何日も雨が降らない場合に様子を見て水やりする程度です。
植え付け1年未満の地植えの苗や鉢植えの場合は乾いたらたっぷり与えます。


肥料のやり方

2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。肥料が切れると葉色が悪くなります。
肥料無しでも一応なんとかきれいなこともありますが、生垣など列植えの場合は肥料を与えたほうが良いです。


剪定方法

強い刈り込みに耐える木です。放任すると樹形が暴れるので定期的に刈り込むとよいです。真冬以外が剪定時期です。伸びすぎた枝や徒長枝は生え際で切ります。


その他栽培や性質の注意点

冬は結構落葉し、本によっては半常緑樹と分類している場合もあります。特に寒さが厳しいと葉は触れると簡単に落葉します。
晩秋~初春は木が休眠期に入るため、見た目は悪くなりますが、春からはみずみずしい新葉をだし、見違えるような美しい葉を見せます。
1年目の冬は、環境の変化も手伝うため、落葉の度合いがひどくなりがちですが、2年目、3年目と年を重ねると、その土地の寒さになれて、落葉も1年目ほどしなくなります。そうゆうわけで、当店も常緑樹として紹介しております。


病害虫の予防法

風通しの悪い環境ではイモムシがつくことがあります。私どももお店に植えてあるもので以前1回だけイモムシが発生したことがありました。葉がほとんど食べつくされてから発見し、消毒しました。枯れずにそのまま元気です。あまり気持ちの良いものではありませんが、イモムシに風通しを良くしてもらった感じです。




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