● ミントブッシュの品種の特徴

ミントブッシュは、オーストラリア固有の常緑性低木でブッシュ状に茂ります。最大の魅力として、葉がこすれるとミントのような清涼感のある香りが広がることです。香りが楽しめる、花付きがよく毎年楽しめる、比較的育てやすい、などの魅力から生け垣にもおすすめできる花木です。葉に触れた際に香る、ミントの爽やかな香りに癒されます。
紫ピンクの小さい花が春に開花します。初夏まで咲き続けてくれます。

ミントブッシュの別名「プロスタンテラ」の名前は、ギリシア語のプロステーケ(prostheke:付属物)とアンテラ(anthera:葯)からなり、葯に付属体が付く姿に由来します。

学名
Prostanthera シソ科
別名
プロスタンテラ
開花時期
5~6月頃
花色・大きさ・花形
最終樹高
地植え:1m ~ 2m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑小低木)
最終葉張り
1m ~ 1.5m 直立性
栽培用途
鉢植え、地植え、記念樹、シンボルツリー、花壇、目隠し、街路樹、学校など
成長の早さ
やや遅い
植栽適地
北関東~九州
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた、耐陰性普通、
耐寒性やや弱い、耐暑性やや弱い、耐乾性普通
耐病害虫性
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんどつかない

爽やかな香り|ミントブッシュの育て方


植え方・用土

水はけの良い土に土壌改良して植えてください。水はけが悪い場合は、パーライトなどを混ぜて排水性、通水性を良くします。地植えの場合は腐葉土や堆肥を漉き込んだ用土に植えます。鉢植えでは水はけが良い培養土和みに植えてください。
やや寒さに弱いので、秋以降の定植は控えてください。鉢植えでは寒さを避ければ年中植え替えできます。


水やり

適度な湿り気のある土壌を好みます。基本は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えればよいのですが、夏は乾きやすいので土を乾燥させ過ぎないように毎日水やりを行います。逆に冬は生育も鈍りあまり水を必要としないので水やりの回数を減らしてやや乾かし気味に管理します。


剪定方法

花の咲き終わったあとに枝を短く切り戻します。そうすることで今ある枝のわきからたくさん新しい枝が出てきて茂ります。枝数が増えるとそれだけ翌年の花数も増えます。切り戻しは樹形を整えることと花をたくさん咲かせるための大事な作業です。
花の終わった初夏の頃にさし木でふやすことができます。切り戻した枝をそのまま使えば手軽です。また真夏の暑さの過ぎた初秋にもさし木を行うことができます。


その他栽培や性質の注意点

強い寒さで冬に葉が落葉することがあります。


その他豆知識

・夏の日ざしが強いときは、水が切れないように注意してください。
・冬の寒さがあまり得意では無いので、若木のときは落葉する場合もあります。


病害虫の予防法

特に気になる病害虫はあまり出ません。




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