● マツ ダイオウショウの品種の特徴

ダイオウショウは漢字で大王松とも書かれ、松の中でも最も長い葉を持ちます。幼苗の内は、葉が分葱の様に伸びているだけでとても松には見えませんが、最終樹高は25m(実際の公園などではせいぜい6mほどです)にもなるとされています。長ーい葉はアレジメントの材料としても人気。柔らかでシダレるような葉は、とても不思議な雰囲気です。大王松の実は長さ15cmほどもある大きな実がなり、ツリーに見立てて飾りつけもできちゃいます。

松といえば「松ぼっくり」と言われるように、針のような葉と松かさがこの樹種の特徴です。約100種類以上の品種が存在し、ほぼ北半球に分布しています。近年は人による植樹が進み、南半球でもよく見られるようになりました。庭木や盆栽として楽しむだけではなく、木材や食用・薬用、燃料など生活の様々な場面で利用されてきました。

学名
Juniperus rigida ヒノキ科 ビャクシン属
開花時期
4月頃
自家結実性
雌雄異株
最終樹高
地植え:6m ~ 25m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑高木)
最終葉張り
枝垂れ
栽培用途
盆栽、寄せ植え、鉢植え、地植え
成長の早さ
遅い
植栽適地
東北南部~九州
育てやすさ
★★★☆☆ 育てやすい
日照条件:日なた、耐陰性やや弱い、
耐寒性やや強い、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:強い

ダイオウショウ(大王松) |白鉢苗の育て方


植え方・用土

基本的に移植や植え付けは3月~入梅までか秋に行います。寒冷地の寒期は避けます。
日当たりが良く、水はけが良ければ土質は特に選びません。


水やり

夏に雨がよほど降らない時期は水を与えますが、雨が当たれば基本的に夏以外の時期は水やりは不要です。植え付け後2年未満の地植えの苗や鉢植えでは土が乾いたらたっぷり与えてください。冬は水は控えめで大丈夫です。


肥料のやり方

やせ地でも育つため基本肥料は必要ありません。あげるときは、2月に寒肥を株周りに堆肥と油かすなどを株もとに埋め込みます。土壌が肥沃だと成長が極端に早くなることがあります。


剪定方法

5~6月と秋口に込み合った枝を落とす透かし剪定を行います。基本的に、剪定に弱いので軽めに。


病害虫の予防法

病害虫に強いトショウですが、多湿に弱いので梅雨や秋雨の時期に、くもの巣病にかかることがあります。病状が出た場合は、すぐにその部分を取り除きます。適切な薬剤を散布します。




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