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● イヌマキの品種の特徴
イヌマキは、細く涼しげな濃緑の葉が印象的な常緑樹。昔から生垣などに利用されている馴染みの樹木です。
日当りを好みますが、耐湿性もあり土壌もこだわらずに植えていただけます。大変丈夫な常緑樹で、ガーデニング初心者でも簡単に育てることができます。成長がゆっくりなので剪定も気になる所だけでOK! 病害虫にも強いのであまり手間がかかりません。一本で枝を伸ばしてお好みの形に仕立てる庭木のほか、刈り込みにも耐えるので生垣や目隠しにも役立ちます。
ラカンマキと似ていますが、イヌマキの方が葉の長さも幅も大きいです。
いぬまき
イヌマキは関東以西に分布するマキ科マキ属の針葉高木です。庭木としてよく植樹され、防火・防音・防風の機能を有する樹種として私たちの暮らしにもなじみ深いと言えます。静岡県辺りでは「ホソバ」ともよばれ、生垣に利用されたり、子供たちが実を楽しんだり葉っぱで遊んだりしていました。
単にマキと呼ばれることもありますが、本マキとされる「コウヤマキ」と区別するために命名されたという説があります。一般的に、劣るものに「イヌ」という文字がつけられますが、イヌマキは利用面や景観面でも本マキに劣ることはなく、古来より日本人に愛されてきた樹木です。
学名 |
Podocarpus macrophyllus マキ科 マキ属 |
別名 |
いぬまき |
開花時期 |
5月~6月頃 |
自家結実性 |
雌雄異株(雌雄異株で雌にしか果実は実りませんが、果実の利用価値が低いからか苗木は雌雄を判別しての販売をしておりません。) |
最終樹高 |
地植え:5m ~ 20m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑中高木) |
最終葉張り |
4m |
栽培用途 |
生垣、地植え、鉢植え、盆栽、庭木、花壇 |
成長の早さ |
遅い |
植栽適地 |
南東北~沖縄 |
育てやすさ |
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた~日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い(-10度)、耐暑性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:強い 害虫:ほとんどつかない |
花言葉 |
慈愛、色あせぬ恋 |
イヌマキの育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。乾燥に気をつければ夏場の植え付けも耐えます。日当たりの良い水はけの良い肥沃な土壌に植えます。土質は選びませんが、乾燥を嫌うので『花ひろば堆肥極み』や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。
水やり
地植えの場合は水やりの必要はほとんどないですが、高温や乾燥がひどい場合はお水をあげて下さい。鉢植えの場合は、土の表面が乾いた時にたっぷり水やりをします。
肥料のやり方
開花前の2月に寒肥として油かすと腐葉土や『花ひろば堆肥極み』を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
放任して育てても自然な樹形になります。刈り込みにも強く、剪定は6~7月と10~11月に不要枝を間引く剪定と葉先を整える刈り込み剪定を行います。※生垣での植栽間隔は30cm間隔をお勧めします。 生垣では刈り込んで仕立てていきます。
【生垣の作り方はこちら】
病害虫の予防法
害虫はつきにくいかと思いますが風通しの悪い環境ではアブラムシ、ハマキムシ、カイガラムシがつくことがあります。