● アベリア ヴェルデブーケの品種の特徴
ヴェルデブーケは花つきの良い品種です。「Verde」は「緑」、「Bouquet」は「花束」を意味します。緑の花束に恥じない鮮やかな緑の葉色が美しい品種です。
アベリアといえば、極めて丈夫な性質で緑化用として生垣などにも利用されています。
土質も選ばず、日向から半日陰まで幅広く植えることができ、ある程度の湿気、乾燥にも耐えることもできます。
花期も長く、可愛いベルのような花を長期間咲かせ、花後に赤く残ったガクは切り花にも利用されています。
学名 |
Abelia grandiflora ‘Verde Bouquet’ スイカズラ科 ツクバネウツギ属 |
別名 |
ハナツクバネウツギ、ハナゾノツクバネウツギ |
開花時期 |
6~10月 |
花色・大きさ・花形 |
白・小輪咲き・鐘形 |
香りの強さ |
中香 |
最終樹高 |
地植え:0.3m ~ 0.6m 鉢植え:0.3m ~ 0.6m (半常緑低木) |
栽培用途 |
ボーダー、グランドカバー、鉢植え、盆栽、下草、目隠し、生垣、花壇、工場緑地帯、街路樹、学校、公園、ゴルフ場 |
成長の早さ |
遅い (20cm/年) |
植栽適地 |
東北~沖縄 |
育てやすさ |
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、 耐寒性強い(-15度)、耐暑性強い、耐乾性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:強い 害虫:ほとんどつかない |
花言葉 |
強運、謙譲 |
アベリア|ヴェルデブーケ ポット苗の育て方
植え方・用土
基本的に植え付けは10月~入梅までに行います。寒冷地では真冬の植え付けは避けます。暑さ、寒さに強く、ほこりや風、大気汚染にも強く、乾燥にも強く、土質は選びません。日当たりを好みますが、日陰にも強い木です。
水やり
雨が当たる環境で地植え(露地栽培)の場合、よほど乾く場所でなければ水やりは必要ありません。鉢植えでは土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
結構肥料無しでも育ちますが、2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥(花ひろば堆肥“極み”)を株周りに穴を掘り与えます。
剪定方法
刈り込んで樹形を仕立てたり、生垣に用いたりと用途は多様です。剪定は真冬の休眠期に刈り込んで樹形を整えます。枝が込みすぎると日当たり不足で花つきが落ち始めますので、そういう時は込みすぎた枝を間引いてください。また、時折徒長枝(ぐいーんと勢いの良い枝)が伸びて樹形を乱す場合は、取り除いてください。
その他豆知識
【冬の落葉について】
緑葉品種は冬は葉色が紫がかるというか、茶色くなるというか、寒さにあたって葉色が紅葉します。枯れはじめたのではなく、自然現象です。春にはると葉色がまた戻ってきます。また、秋の終わり~初春にかけて、ゆっくりゆっくり葉が減っていきます。葉色が薄くなったり、黄色くなりつつ容易にハラハラと葉が落ちます。常緑性ではありますが、季節的に葉が生え変わる時期です。5月ごろから本格的に葉が入れ替わります。
病害虫の予防法
特に気になる病害虫はあまりでません。(店長の経験です。)ごくまれに湿気が多いとつくこともあります。