山梨県北杜市の方からのご質問です。

通常、植え付け時は、根巻きのままで、植え付け穴の底に堆肥を入れ、根巻きの周りに土を入れ、さらにたっぷりの水をあげています。

また、ジャーンベリーはピートモスと腐葉土を混ぜ、これに大量の水を含ませ、黒土等と混ぜた後、植え付けの土にしています。

今回は、12月の下旬と言うこともあり、植え付け時には天候にもよりますが、最低気温が氷点下になることがあります。積雪はほとんどありません。その後1月には50センチ以上の積雪となります。

植え付け後に、株の周囲には、落ち葉等を山盛りにして寒さ除けはするつもりです。

今回の場合は、植え付け時の水は通常よりも少なめにした方が良いでしょうか。

お教えいただけますと幸いです。

お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。


こんにちは。

この度はお問い合わせありがとうございます。

花ひろばオンラインの高井 尽 (グリーンアドバイザー)です。

どうぞよろしくお願いします。

植え付け時は土の空洞をなくすために、水をたっぷりと与えます。

水ぎめと言います。

水ぎめすることで、土中の空洞をなくし、根が乾くのを予防します。

通常ですと、水をたっぷりと与えます。

水を与えるのはケチらずにたっぷりと与えてください。

ただし、

一部、コブシやモクレンなどの直根性の植物などでは水ぎめすると根腐れしやすくなると言われます。

お届けヒメコブシは植え付け時の水ぎめはしないようにし、他の植物は植え付け時にたっぷりと水を与えてください。

姫コブシは水ぎめしませんので、土に棒などを差し込んで、土中の空洞をなくすようにしてください。

冬の寒さが心配で水ぎめをしないというのもありです。その場合は、上記と同様に土を棒などで突っついて土中の空洞をなくすようにしてください。

地上が零下になっても土中まで凍結することは少ないですが、水極め後に土が冷えすぎないようにするためにはマルチングも効果的です。

寒さよけのマルチングでは落ち葉を敷き詰めるのでも効果はあります。

でも落ち葉では病害虫の原因になることがあるので、できれば乾燥した藁や、ここチップ、籾殻などで防寒してあげてください。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

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