● 西洋せつぶん草 エランシス シリシカの品種の特徴
西洋セツブンソウはキバナセツブンソウ(黄花節分草)とも呼ばれていて、光沢のある黄花を上向きに咲かせる小さくて丸っこい、かわいらしい花です。
直径1~2cmほどの小さな花ですが、冬枯れの景色に鮮やかな彩りを添えてくれます。花も株も小さい植物です。春の音連れを告げる花です。開花期も短く、開花後は地上部も枯れて休眠するレアキャラです。落葉樹の下に植えてナチュラルな山野草で楽しんだり、鉢植えで楽しんでください。見られる時期が短い神秘的なレアキャラです。
学名:エランティス
西洋せつぶん草は春に花を咲かせて花が終わると地上部は枯れこんで休眠します。葉があるときは日あたりで育てて、休眠したら木陰や半日陰など涼しい場所で育ててください。丈夫な植物で、植えっぱなしで毎年咲きますが、小さく暑さに弱いので知らない間に消えてしまうこともあります。
学名 |
Eranthis cilicica キンポウゲ科 セツブンソウ属 |
別名 |
節分草、セイヨウセツブンソウ、キバナセツブンソウ、ヨウシュセツブンソウ |
開花時期 |
1月下旬~3月上旬頃 |
花色・大きさ・花形 |
黄色・小輪咲き(2cm位)・ウメのような一重咲き |
最終樹高 |
地植え:0.05m ~ 0.1m 鉢植え:0.05m ~ 0.1m (耐寒性落葉多年草) |
最終葉張り |
0.1m ~ 0.2m |
栽培用途 |
鉢植え、庭植え、山野草、花壇 |
植栽適地 |
北海道~本州 |
育てやすさ |
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、耐陰性普通、 耐寒性強い、耐暑性やや弱い |
耐病害虫性 |
耐病性:ほとんどつかない 害虫:ほとんど出ない |
西洋せつぶん草 エランシス シリシカの育て方
植え方・用土
日当たりのよい場所で育てます。
用土は、排水性と通気性に優れている土が適しています。赤玉土の小粒と軽石砂を等量混ぜたものや、軽石砂を主体に赤玉土や鹿沼土を2~3割配合するとよいでしょう。
有機質が多く、水はけが良い土を好みます。鉢植えでは培養土和みで植えてください。
鉢植えの場合は1~2cmの深さに、庭植えの場合は3cmくらいの深さに植えつけます。
植付け時期は10月上旬~11月下旬です。涼しくなってから植えるようにします。事前に清潔な用土を十分に給水させてから土の上に置き、球根が膨らんでから土に植え付けます。そうすることで、カビの発生がなく、順調に育ちます。
水やり
鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。地植えも乾くようならしっかり水を与えるようにします。花後に次第に葉が枯れて休眠するので、葉がないときは水やりは控えめにします。
肥料のやり方
葉がついている期間が短いので、葉がついている期間は十分な肥料を与えます。肥料は春に芽が出はじめた頃と花が咲き終わった後に化成肥料などを与えます。
剪定方法
花後は株が疲れるので、咲き終わったら花のつけ根から切り落としましょう。
その他豆知識
加湿にならないように注意します。植えっぱなしでも2~3年はよく育ちますが、連作障害を起こす恐れがあるので、株が込み合ってきたら球根を掘り上げ、新しい土に植え替えたほうがよいでしょう。葉が枯れた時期に掘り起こして分球して、秋に植えなおしてください。
病害虫の予防法
特にありません。