● テマリシモツケ ディアボロの品種の特徴
アメリカテマリシモツケ”ディアボロ”は、北アメリカ原産で、葉が紫色なのが最大の特徴です。落葉低木の中でも赤紫色の芽出しは特にキレイです。夏~秋頃にはやや暗い色になり、遠目で見ると黒っぽく見えます。ディアボロという名前ははラテン語で「悪魔」の意味なので、ちょっと響きが物騒ですが、暗紫葉も美しく、花はかわいく、花の後には赤い実がつき庭を彩ります。
コデマリに似た白い球状の花が咲きます。
シモツケの和名は下野(しもつけ)の国(現在の栃木県)にちなみます。育てやすくて大きくならず、観賞期間もとても長い、特に初心者におすすめの花木です。
アメリカテマリシモツケは、花や葉はシモツケやコデマリに似ていますが、全体に大型で花もよく咲き、育てやすい落葉灌木です。大きくなるほどに、丸い樹形に整っていき、年数を重ねた木肌には、独特の趣が出ます。
学名 |
Physocarpus opulifolius’Diaboro’ バラ科 テマリシモツケ属 |
別名 |
赤葉コデマリ |
開花時期 |
5月~6月 |
花色・大きさ・花形 |
白・小輪咲き(6cm位) |
最終樹高 |
地植え:0.5m ~ 1.5m 鉢植え:0.5m ~ 1.5m (落葉低木) |
最終葉張り |
m ~ 1.0m |
栽培用途 |
鉢植え、庭植え、花壇、切り花など |
成長の早さ |
遅い (10cm/年) |
植栽適地 |
北海道南部~沖縄 |
育てやすさ |
★★★★★ 初心者に超おすすめ 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性強い、土壌酸度:弱酸性 耐寒性強い、耐暑性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:強い 害虫:強い |
花言葉 |
無駄なこと |
アメリカシモツケ|ディアボロの育て方
植え方・用土
基本的に移植や植え付けは、厳寒期を除く11月~入梅までに行います。落葉時期の植え付けでは根鉢を軽くほぐして植えますが、葉のついている時期に植え付けをする場合は、根をいじらないようにそっと植え付けます。
日あたりを好みますが、3時間程度の日照の場所や、やや日陰の場所でも、適切に肥料を施せば十分生長します。
あまり乾燥しない肥沃な土壌を好むため、堆肥やピートモスをすきこんだ土に浅めに植え付けしましょう。鉢植えでも大丈夫です。鉢植えでは培養土で植えてください。
水やり
地植えしてある場合は雨だけで育ちます。夏の暑い時期は水切れを起こしやすいので、乾燥が続くようであれば、たっぷり水を与えてあげてください。
肥料のやり方
開花前に2月に寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
花芽の付き方
花芽は夏ごろに作られます。枝を切る剪定は花後の6~7月中旬ごろに行います。
剪定方法
剪定せずに放任しても自然と美しい自然樹形を作ります。枯れ枝や込み合う枝を落葉時期に整理する程度で大丈夫です。
数年すると花付きが悪くなる古い枝が残るので、を更新するために2~3年に1度、株元から切り、新しい枝と入れ替えます。
病害虫の予防法
病害虫はほとんど見られませんが、近年の気候変化でアブラムシが発生する年もあるようです。発生したら消毒及び駆除しましょう
増やし方
挿し木で6~7月に増やすことが出来ます。新しい枝を2~3節に切り分け、下葉を取り除いて水揚げしてから挿し木用の用土に挿します。風の当たらない明るい日陰で水切れさせないようにして1か月くらいで発根します。