

● エノテラ スペシオーサの品種の特徴
エノテラスペシオーサは通常ヒルザキツキミソウという名で流通しています。初夏~初秋にかけて薄ピンクの大輪の花を咲かせます。性質は強健で育て易い品種です。ほとんど手入れをしなくてもよく咲いてくれます。
こぼれ種でも増え、繁殖力が強いので、野生化していることもあります。自然な風景を作る宿根草ガーデンにおすすめです。花がきれいな雑草的な草花なので、タンポポと同様で、あまり園芸店の店頭には並びません。店長も犬の散歩していると、「きれいな花が咲く雑草だな~」と見たら、エノテラスペシオーサでした。
本当は初心者に超おすすめですが、手間がいらなすぎるので、逆に初心者におすすめせず、育てやすさは「育てやすい」にしました。
エノテラは北・南アメリカを中心に、約200種類の仲間が分布しています。日本固有の在来種ではありませんが、日本では月見草(つきみそう)やマツヨイグサとして親しまれています。
品種によって、昼咲き夜咲き、開花の長さや立ち姿などが異なり、バリエーションに富んだ品種です。強健な品種も多く、育てやすくこぼれダネからでも増えていきます。
| 学名 |
| Oenothera speciosa アカバナ科 マツヨイグサ属 |
| 別名 |
| ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)、マツヨイグサ |
| 開花時期 |
| 6~9月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白~薄ピンク・大輪咲き(6cm位)・一重咲き |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.3m ~ 0.4m 鉢植え:0.3m ~ 0.4m (常緑多年草) |
| 最終葉張り |
| 0.2m ~ 0.3m 直立性 |
| 栽培用途 |
| 地植え、大きめの鉢植え、公園、学校、グランドカバー、ボーダー |
| 植栽適地 |
| 北海道南部~九州 |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 育てやすい 日照条件:日なた、 耐寒性強い、耐暑性強い、耐乾性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:強い 害虫:ほとんどつかない |
ヒルザキツキミソウ (エノテラ・スペシオーサ)の育て方
植え方・用土
日当たりと水はけ、風通しの良い場所を好みます。湿り気のある土壌を好み多肥を嫌うため、腐葉土を漉き込み、緩効性肥料を控えめに与えます。夜咲き品種は生育が非常に旺盛なため、植える場所に気をつけます。昼咲き品種は、庭植えする際は30cm間隔で植え付けましょう。植え付けは春か秋が適期ですが、真夏の暑い時期を避ければ一年中植え付け可能です。
水やり
やや湿り気のある土壌を好むため、乾燥させないように気をつけます。表土が乾いたらたっぷりと与えるようにします。特に真夏は乾きやすいので気をつけましょう
肥料のやり方
量が多いと葉ばかり茂るので、肥料はあまり必要としません。与えるなら追肥として3月と10月に1回ずつ緩効性肥料を株元に控えめに与えます。
その他豆知識
日常的な手入れは必要ありません。
増やし方
タネまき、株分け



