● ユーフォルビア キパリッシアスの品種の特徴

ユーフォルビア キパリッシアスは、トウダイグサ科の宿根草で、春に黄色の蕾を一斉につけて、春から初夏に鮮やかな黄色の花を一面に咲かせます。
花後は柔らかくフワフワとした葉を茂らせて、グランドカバー状に広がります。寒くなると葉が鮮やかな赤や黄色に紅葉して、落葉して越冬します。
シルバーがかった葉は、細く松の葉に見えることから「マツバトウダイ」とも呼ばれます。
日向~半日陰まで幅広く適応します。日当たりが良く、水はけの良い場所に植えて下さい。乾燥にも強いので使いやすいです。
冷涼な気候を好み高温多湿に弱いので、夏は風通しの良い涼しい場所で管理します。
やや乾燥気味にすれば、とても丈夫で育て易く、地下茎にて横に広がって増えていきます。セダムのように雑草除けのグランドカバーにももってこいです。

ユーフォルビアの仲間は2000種以上もおり、植生も一年草、多年草、多肉植物、低木とバラエティに富んでいます。中でも、ポリクロマ種、キャラシアス種、キパリッシアス種は耐寒性があり、日本でも鉢植えや花壇などで愛用されています。どの品種も個性的な草姿と花が魅力で、花壇を彩るアクセントとして楽しめます。

学名
Euphorbia cyparissias トウダイグサ科 ユーフォルビア属
別名
マツバトウダイ、、マツバタイゲキ、フェンズルビー、イトスギトウダイ
開花時期
4~7月
花色・大きさ・花形
黄色・小花
最終樹高
地植え:0.2m ~ 0.4m 鉢植え:0.2m ~ 0.4m (耐寒性落葉多年草)
栽培用途
庭植え・鉢植え・グランドカバー・寄せ植え、ロックガーデン
植栽適地
日本全国
育てやすさ
★★★★★ 初心者に超おすすめ
日照条件:日なた、
耐寒性強い(-10度)、耐暑性強い、耐乾性強い
耐病害虫性
耐病性:やや強い 害虫:やや強い
花言葉
「ひかえめ」「地味」「明るく照らして」

ユーフォルビア キパリッシアスの育て方


植え方・用土

乾燥には強い反面、日本の高温多湿の夏に弱いものが多いので、パーライトや腐葉土をすきこみ、盛り土をするなどできる限り水はけを良くします。明るい日陰でも十分育ちますが、花付きを良くしたいならできる限り日に当てた方が良いでしょう。
根詰まりを起こすと生育が悪くなるので、庭植えは数年、鉢植えは2~3年ごとの春か秋に植え替え、株の整理をします。


水やり

根付いてしまえば雨任せで大丈夫。植え付け直後で根が張っていないものは乾き具合によって水やりが必要になります。ひさしや木の下、風向きによって雨のかかりにくい所も同様で、土の中まで十分しみ込むようにたっぷりと与えます。 やや乾燥した土壌を好むので、春と秋以外は水の与えすぎに注意してください。水やりは夏は朝与えましょう。
鉢植えの場合、乾いたら与えるのが基本ですが、夏は乾かし気味に、休眠期は控えめに与えて多湿に注意するなど、成長に合わせた水加減が必要です。冬と夏は乾かし気味に育て、水やりは午前中に行います。


肥料のやり方

「ニーム核油かす」か化成肥料を少なめに与えて下さい。
夏は肥料は与えないほうが良いです。夏に肥料が効いていないようにします。


剪定方法

種を取らない場合は花後に花茎を根元から切り戻してください。
地際から伸びる勢いの良い芽を伸ばすようにします。


病害虫の予防法

カイガラムシがつくことがあるので注意してください。見つけたときは殺虫剤で早めに駆除します。
比較的病害虫はつきにくいです。土が蒸れると根腐れしたり、さび病やうどん粉病が出るので、過湿にならないように注意してください。


増やし方

3~4月、10~11月に株分けや挿し芽、根伏せ(キパリッシアス種)で増やします。株の脇から芽が伸びるのでそれを切り分ければすぐに増やすことができます。地下茎で増えます。




この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事