

半日陰の涼しい環境で育てたい。アストランティア マヨール
● アストランティア マヨールの品種の特徴
マヨールはアストランティアの代表的な品種です。
初夏から夏にかけて緑がかった白色の花を咲かせます。花がピンクがかることもあります。
アストランティアは自然な趣が楽しめる花で、ふんわりとしたやさしい雰囲気があります。独特な形の花を咲かせます。半球状で花びらに見える部分は「総苞」です。その中心に小さな小花が密集しています。
フラワーアレンジや切り花にもできます。初夏から夏に切り花としても流通しています。ドライフラワーでも楽しめます。
| 学名 |
| Astrantia major セリ科 アストランティア属 |
| 別名 |
| マスターウォート |
| 開花時期 |
| 5月中旬~7月中旬 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 白に淡いピンク |
| 最終樹高 |
| 鉢植え:0.4m ~ 0.8m (耐寒性落葉多年草) |
| 最終葉張り |
| 0.3m ~ 1m |
| 栽培用途 |
| 切り花、寄せ植え、鉢植え |
| 植栽適地 |
| 東北~四国、中国 |
| 育てやすさ |
|
★★☆☆☆ やや難しい 日照条件:半日陰、耐陰性普通、 耐寒性強い(-10度)、耐暑性やや弱い、耐乾性やや弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんどつかない 害虫:普通につく |
| 芽吹き時期 |
| 4月 |
アストランティア マヨールの育て方
植え方・用土
涼しい環境で湿り気のある用土を好みます。夏の暑さに弱いので、地温があがらないような半日陰で育てます。日照不足だと花つきが悪くなります。日当たりでも西日を避けた場所を選び、地温が上がらないようにココチップなどでマルチングをし、乾燥に注意して育ててください。
植え付けは春か秋が良いです。地植えでは腐葉土やバーク堆肥と良くすきこんで、赤玉土を5割ほど加えた水はけのよい土が良いです。株は徐々にボリュームが出るので、40cm以上間隔を開けて植えてください。
鉢植えの場合は山野草の土か培養土で植えます。2~3年に株分けして植え替えをします。古株は生育が衰え、花も咲きにくくなります。
水やり
鉢植えの場合は初夏~秋は土の表面が乾いている場合は水やりを行います。
冬の休眠期は土がよく乾いてきたら水やりをしてください。
花壇では植えっぱなしで雨任せで大丈夫です。乾燥に弱いので雨が降らない日が1週間以上続くときは水やりをしてください。
肥料のやり方
春の前に緩効性化成肥料を少なめに与えます。
生育期の3~6月と10月は2週間に1回程度薄めた液肥を与えるか、1か月に1回緩効性化成肥料を与えます。
病害虫の予防法
目立った病気はありません。ケムシがつきやすいので発見次第駆除してください。
増やし方
太い根茎がいくつも枝分かれするように成長して、地表に飛び出てくるので、春か秋に数芽ずつのかたまりに株分けします。



