
● アムソニア アムソニアの品種の特徴
絶滅危惧種に指定されている日本に多く分布していた本種チョウジソウです。自生した群生は開発等で減りつつありますが、園芸品種として北米品種とともに流通しています。
アムソニアは、日本では丁字草の名前で知られています。かつては北は北海道、南は九州まで広く分布していましたが、近年の環境の変化で絶滅の効きに瀕しています。アムソニアは、日本に多く分布していた本種チョウジソウ(Amsonia elliptica)、園芸用に流通しているヤナギバチョウジソウ(A. tabernaemontana)やホソバチョウジソウ(A. ciliata syn. A. angustifolia)の3つに大別されます。いずれも、冬には地上部が枯れますが春になれば再び元気に新芽を出してくれる宿根草です。本来の自生地が河川敷や湖岸などやや湿り気がある場所で、乾燥に弱いため、夏の直射日光を避けられる場所に植えてください。ちなみにキョウチクトウ科に分類されている植物であるため毒を持っています。
| 学名 |
| Amsonia elliptica キョウチクトウ科 チョウジソウ属 |
| 別名 |
| チョウジソウ、丁字草 |
| 開花時期 |
| 5~7月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 青・・一重 |
| 最終樹高 |
| 地植え:m ~ 0.6m 鉢植え:m ~ 0.6m (宿根草) |
| 栽培用途 |
| 地植え、鉢植え、切花、寄せ植え |
| 植栽適地 |
| 北海道~九州 |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:半日陰、耐陰性強い、土壌酸度:弱アルカリ性 耐寒性強い、耐暑性普通、耐乾性弱い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:ほとんど出ない 害虫:ほとんどつかない |
アムソニア|丁子草 ( チョウジソウ ) ポット苗の育て方
植え方・用土
乾燥を嫌うため半日陰で管理したほうが安心です。特に夏の直射日光で株が傷むこともあるため要注意。落葉樹の株もとなどに植え付けるのもおすすめです。水持ちを良くするため地植えの場合は腐葉土を多めにすき込み、鉢植えの場合は赤玉小粒:腐葉土=6:4で配合します。草花用の培養土でも大丈夫です。苗の植え付けも植え替えも適期は3~4月、球根の植え付けは2月までに済ませます。
水やり
庭植でも乾燥が続くようなら水やりを。鉢植えの場合は表面が乾いたらたっぷり水を与えます。冬になって地上部が枯れても乾燥しすぎないよう注意してください。
肥料のやり方
あまり肥料は必要ありません。春と秋に油粕や緩効性化成肥料を株もとにバラまいてください。
病害虫の予防法
ほとんど心配ありません。
増やし方
株分け、差し芽


