

● ネペタ シックスヒルズジャイアントの品種の特徴
シックスヒルズジャイアントは立性で草丈が高くなる品種です。性質は丈夫で多くのガーデンに植えられています。
小さな紫ピンク~青い花を咲かせ、シルバーがかって見える葉はミントの香りがします。花はラベンダーのような感じです。バラの時期に花が始まるのでローズガーデンとの相性も良いです。花の満開が終わったら株元近くまで切り戻し、肥料を少し与えるとまた伸びて開花します。高温多湿に弱くすぐにムレてしまいますが、切り戻すことで新芽がでてきて綺麗な草姿に戻ります。
冬になると葉や茎が徐々に枯れ下がってきますが、株元に来年の芽が出てきて冬を迎えます。
ネペタ属にはたくさんの種類がありますが、広く普及しているのは日本では「キャットミント」とも呼ばれる、ネペタ・ファーセニー種です。本来キャットミントは猫が好むハーブ「キャットニップ」を指しますが、日本ではネペタの別名のような扱いとなっています。
何れにしてもシソの仲間ですので、総じて葉に芳香があり強健な性質です。
| 学名 |
| Nepeta faassenii Six hills Giant シソ科 ネペタ属 |
| 別名 |
| ミソガワソウ、ジャパニーズキャットミント、イヌハッカ、ジャイアントキャットミント |
| 開花時期 |
| 5~9月 |
| 花色・大きさ・花形 |
| 淡い青・(30cm位)・花穂 |
| 最終樹高 |
| 地植え:0.7m ~ 0.9m 鉢植え:0.7m ~ 0.9m (耐寒性半常緑宿根草) |
| 最終葉張り |
| 0.6m ~ 0.9m |
| 栽培用途 |
| 庭植え、鉢植え、グランドカバー、寄せ植えなど |
| 成長の早さ |
| 早い |
| 植栽適地 |
| 日本全国 |
| 育てやすさ |
|
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた、 耐寒性とても強い(-15度)、耐暑性強い |
| 耐病害虫性 |
| 耐病性:やや強い 害虫:ほとんどつかない |
| 花言葉 |
| 「無邪気」、「自由な愛」 |
宿根草|ネペタ シックスヒルズジャイアントの育て方
植え方・用土
ネペタは日当たり、風通し、水はけのよい場所を好みます。基本的に強健な性質ですので、成長も早く大株になれば、明るい半日陰でも育ち、乾燥にも強くなります。ただし、梅雨などの多湿は苦手なので風通しには気を付けましょう。
植え付けはポット苗なら、それほど時期を選びません。植え場所に腐葉土などを混ぜて深く耕し、根がしっかり張れるようにしておきます。石灰分を少し混ぜておくとよいでしょう。
植え替えや株分けは、鉢植えなら1~2年ごと、地植えなら芽数が混み合ってくるか生育不良になったら行います。一緒に根は半分くらいに切り詰め、整理すると良いでしょう。
水やり
庭植えではほとんど必要ありません。鉢植えは過湿に注意し、用土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料のやり方
やせ地でも育つほどで、肥料が多いと軟弱に育って倒れたり、蒸れて病気が出やすくなったりします。そのため、庭植えでは特に必要ありません。鉢植えは、春と秋に置き肥を施し、生育の様子を見て液体肥料も施すようにします。
剪定方法
梅雨前に、地上部を10~20cmくらい残して刈り込み、蒸れて枯れないようにしておきます。または、混み合った枝葉を間引くのもよいでしょう。晩秋には、花が終わってから地際近くまで刈り込んでおきます。こまめに咲き終わった花茎を選定しておくと返り咲きしやすくなります。
病害虫の予防法
茎葉の混みすぎや多湿に注意し、花がらは早めに切り取って防除します。
梅雨時や夏の高温期には特に注意が必要です。
増やし方
株分け、さし芽、タネまき




