● ミント ペニーロイヤルミントの品種の特徴

這いずる性のミントなので、広がって殖えていきます。踏みつけにも強く、グランドカバーにも最適です。
花をつける時期になると茎を直立させ茎頂にに花穂をつけます。高さは花穂を上げる前は10cm前後に満たないほどですが、花穂を上げた時は40cm近くになります。
葉は小さな卵形で、花は小さく藤色で輪生します。

強いハッカの香りがすることから、ヨーロッパでは昔、ノミや蚊などの虫よけに利用されていました。花はドライフラワーとして利用できますが、主に観賞用・景観用であるため食用には向きませんのでご注意を!

ミント全般に言えることですが、地下茎でどんどん繁殖する強健なハーブです。地植えにする際は、広がりすぎないよう手立てをしてから植えましょう。
ミントの楽しみ方は、色々あります。
【飲食用】ハーブティー、肉料理・焼き菓子の香りづけ、シロップ漬けなど
【香料用】アロマテラピー、ポプリ、入浴剤など
【園芸用】グラウンドカバー(ものすごく増えます)
【虫よけ・コンパニオンプランツ】クモ、蚊、ハエ、ノミ、アリ、蚊の幼虫、ダニ、ねずみ、ペットのノミよけに
【うがい薬や口臭予防に】 ミントの品種によって利用方法は異なりますので、注意が必要です。

学名
Pennyroyal Mint シソ科 ハッカ属
別名
クリーピングペニーロイヤル、メグサハッカ
開花時期
7~9月
花色・大きさ・花形
薄紫色・・集合花
最終樹高
地植え:0.2m ~ 0.5m 鉢植え:0.2m ~ 0.5m (宿根草)
最終葉張り
這いずる性
栽培用途
鉢植え、庭植え、寄せ植え、花壇、切り花、グランドカバー、ボーダーなど
植栽適地
関東~沖縄
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:半日陰、
耐寒性強い(-5度)、耐暑性やや弱い
耐病害虫性
耐病性:やや強い 害虫:ほとんど出ない
花言葉
美徳、効能

ハーブ| ペニーロイヤルミント ポット苗の育て方


植え方・用土

風通しと水はけの良いアルカリ性の砂地を好みます。日が当たらないと葉の色や香りが弱くなりますが、直射日光に弱く葉焼けしてしまうため、半日陰で管理します。
生育が旺盛ですので、鉢植えで管理する場合は1~2年に一度植え替えをします。丈夫ですので、その際株分けして増やすことも可能です。大きくしたくない場合は、株を整理するにとどめます。


水やり

鉢植えは土が乾いたらたっぷりと与えます。地植えは根着いてしまえば水やりしなくても大丈夫です。何れにしても乾燥させすぎないように注意しましょう。


肥料のやり方

肥料はあまり必要ありません。鉢植えでしたら花が咲き始めたら一株あたり、固形肥料2gほどで充分です。3ヶ月を目安に与えますが、庭植えですとほとんど必要ありません。


剪定方法

ミントは生育が旺盛です。ただし長く伸びると、下葉が枯れ、見栄えと葉の質が落ちていくため、定期的に半分から三分の一程度剪定を行います。時期に決まりはありませんが、多湿になる梅雨の時期の前に一度剪定するのが良いでしょう。
冬越しの際は、地際で思いっきり剪定し、冬の休眠に備えましょう。


病害虫の予防法

日頃の観察が大切で、害が広がらないように早めの防除や対策を心がけて下さい。環境や種類選びによってもかなり減らすことができます。また、同一品種を多く植えるのではなく、いろいろな品種にハーブなどを加えて混植することも対策の一つです。
※害虫よけには、「ニーム核油かす」を適量お使い下さい。
(1.適材適所)
植物を健康に育てるためには、環境に適したものを植えることが大切です。 住んでいる地域の気候の特徴を考え、庭の日照、風通、排水性などを考慮し、無理なく育つ植物を選びます。
※排水性UPには「パーライト」をご使用下さい。保水性UPには「腐葉土」をご使用下さい。
(2.連作をしない)
同じ種類の植物を同じ場所に何年も植えていると、連作障害を起こすとともに、その植物に被害を及ぼす同一の病害虫の密度が高まります。
(3.水やり、肥料の過多(特にチッ素肥料))
軟弱に育ち、病気に対する抵抗力がなくなります。株間を適切にとり、切り戻しや間引きなどを行い、日当りと風通しを良くすることが大切です。
(4.花がらをこまめに摘み取る)
花がらが茎葉に付着した状態で雨に当たると、灰色かび病(ボトリチス病)を発生させます。花がらをつけておくと種がつき、株も消耗します。なるべく早く摘み取ります。
(5.雑草を放置しない)
雑草は風通しや株元への日照を妨げ、病害虫を発生しやすくするだけでなく、土壌の養分も横取りします。


増やし方

挿し木




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