● シジュウム(シシギウム) アデクの品種の特徴
もともと暖かな地域で生息している品種ですので、沖縄などの暖地ではグングンと成長します。一方寒さにはやや弱いため、鉢植えでの管理がオススメ。小さな葉っぱが密集して生え、枝先の葉が赤く色づきとても綺麗ですよ。
学名 |
Syzygium buxifolium フトモモ科 フトモモ属 |
別名 |
アカテツ、ナタオレ、鉈折 |
開花時期 |
5月~7月 (四季咲き) |
花色・大きさ・花形 |
白・・シベ咲きの状態が長い |
収穫時期 |
10月~12月 |
果実の大きさ |
1cm弱 |
最終樹高 |
地植え:1m ~ 15m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑小高木) |
最終葉張り |
直立生 |
栽培用途 |
地植え、鉢植え、シンボルツリー、生垣、切り花 |
成長の早さ |
50cm/年 |
植栽適地 |
関東~沖縄 |
育てやすさ |
★★★★☆ 初心者におすすめ 日照条件:日なた~半日陰、耐陰性やや強い、土壌酸度:中性 耐寒性やや弱い、耐暑性強い、耐乾性強い |
耐病害虫性 |
耐病性:普通 害虫:普通につく |
ジジュウム(シシギウム)|アデク 玉仕立て6号ポット苗の育て方
植え方・用土
鉢植えの場合、赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土が適します。地植えの場合、水はけが良くあまり乾燥しない肥沃な土を好みますので、植え付ける前に堆肥を混ぜ込んでおきます。また、中性~やや酸性の土壌で良く育ちます。また、日当たり、水はけが良く、なるべく冷強風の当たらない移植の必要のない場所に植えて下さい。
水やり
乾燥に強い植物です。ただ、植え付け直後は特には水やりの管理は十分気を付けてください。また、木が若いうちは地植えであっても水やりはしたほうが良いかと思います。
鉢植えの場合4月~10月は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。11月~3月は水やり回数を控えてやや乾燥気味にします。地植えにしている場合は、よほど乾く場所でなければ降雨で十分ですが、真夏に炎天下の日が続き、極端に乾燥するようなら水やりを行います。
肥料のやり方
特に肥料が無くても育ちますが、やせ地や鉢植えの場合、2月と花後の6月、そして9月の年3回、速効性の化成肥料を少量与えます。肥料を与えすぎると花付きが悪くなるので注意しましょう。地植えであれば、2月ごろには、寒肥として鶏糞と腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与え、9月ごろには油粕と骨粉を少々与えるとよいでしょう。
その他栽培や性質の注意点
※移植を嫌う植物のため、地植えであれば、十分な場所が確保できる場所を選んで植え付けしてください。
また、鉢栽培の場合も、根詰まりをおこすと花付きが悪くなりますので、鉢の中に根が回ってきたら、抜いた株の土などは崩さず、大きい鉢にそっと植え替えしてあげてください。作業の適期は春から秋です。
育て方のまとめ
日当たりの良い場所~明るい日陰でよく育ちます。日陰でもよく耐え枯れることは少ないですが日光不足になると枝葉が間延びしてだらしない姿になってしまいますので、一年を通してできるだけ日のよく当たる場所に置いて育てます。風通しの良い場所が適していますが、あまり風が強いと幹が曲がったり折れてしまうことがありますので気をつけましょう。
その反面寒さは苦手で、霜や凍結などで株が傷んでしまうこともあります。寒冷地では鉢植えで育てて、冬は室内に取り込んだ方が安全です。
暖地では特に問題なく地植えで育てることができますが、寒風のあたるような場所は避けた方がよいでしょう。また、苗が小さいうちはやや耐寒性が弱いので防寒を行います。
増やし方
さし木とタネまきで増やすことができます。