グァバ の木は樹形が暴れるので幹は曲がっています。

● グァバ 実生の品種の特徴

本種は実生苗なので、品種名はありません。果実の色は不明です。熱帯果樹の中では比較的寒さに強い熱帯果樹ですが、生育可能な温度は23~30度で、5度以下になると生育が止まります。霜に弱いので、鉢植え栽培で冬の期間は室内に取り込んでいただいた方が安心です。苗木部では冬は無加温のハウスで越冬しますが、年によっては冬~春は葉が寒さで枯れています。23~30度で管理をすれば、年中花が上がってきます。
グアバの果実にはレモンの約6倍ほどのビタミンCやミネラル、カリウムなど様々な栄養成分が含まれています。酸味が強くてタネも多いので、生で食すよりもジュースやジャムなどに加工していただく方が、美味しく食べられます。生食での味は爽やかな甘さで夏に食べたくなる味です。香りが強く、独特の甘い香りがします。熟していないものは硬くて食べられないので、追熟させて食べてください。香りが強くなり、やわらかく弾力がある手触りになったことが食べごろです。冷蔵庫などで保管もできますが、南国フルーツなので冷やしすぎると傷みます。
葉にはポリフェノールが豊富に含まれるので、「グアバ茶」としても流通していて人気があります。
グァヴァはフトモモ科の植物で、幹肌は樹皮が剥がれたようになっています。生育旺盛で樹形が乱れやすいので、支柱を添えて直立するように仕立てていただくと良いです。

熱帯アメリカ原産の「グァバ」は、世界に100種類以上の品種が存在する熱帯果樹です。日本では沖縄などの暖かい地域で栽培されてきました。沖縄では方言でバンジロウやバンシルーとも呼ばれます。
果実と葉にビタミンCやポリフェノールを多く含みます。ビタミンCは果皮や果肉の外側のほうに多く、皮ごと食べるほうがビタミンCを接種できます。
果実にはワインの1.5倍のポリフェノールが、葉には果実の10倍のポリフェノールが多く含まれていて、乾燥させるとグアバ茶として利用できます。グアバ茶は摘み取った葉を1~2週間ほど乾燥させて作ります。沸騰したお湯に茶葉を入れて、2~3分煎じれば美味しくいただけます。
葉は照葉で美しく、幹は古くなると樹皮が捲れて観賞価値が増します。

学名
Psidum guajava フトモモ科 バンジロウ属
別名
バンジロー、バンザクロ、グァヴァ、グアバ
開花時期
4~6月頃 (四季咲き)
花色・大きさ・花形
白・小輪咲き(2.5cm位)・一重咲き
収穫時期
9~11月頃
果実の用途
生食、ジュース
結果年数
1~2年
自家結実性
1本でなる
最終樹高
地植え:8m ~ 10m 鉢植え:1m ~ 2m (常緑小高木)
最終葉張り
3m ~ 6m 
栽培用途
鉢植え、観葉植物、果樹
植栽適地
九州~沖縄(鉢植えでなら全国で栽培可能)
育てやすさ
★★★★☆ 初心者におすすめ
日照条件:日なた、耐陰性普通、土壌酸度:弱酸性
耐寒性やや弱い(-3度)、耐暑性強い、耐乾性やや弱い
耐病害虫性
耐病性:強い 害虫:強い

グアバ 実生苗の育て方


植え方・用土

植え付け適期は4~5月ですが、3月から入梅、また9~11月ごろまででしたら可能です。鉢植えでの管理をおすすめします。水はけ水もちの良い用土を好みます。用土は「果樹の土」がおすすめです。配合する場合は、赤玉土5:腐葉土3の割合で配合してください。日当たりの良い、強風の当たらない場所で管理してください。比較的寒さに強い方ですが、5度以下になると生育が止まってしまいますので、冬の間は日当たりの良い室内で管理してください。
樹勢が強くて根詰まりを起こしやすいので、2~3年に1度植え替えを行ってください。


水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。夏場の水切れに注意してください。地植えの場合は基本は雨水のみで水やりの必要はありませんが、真夏など乾燥が続くようであれば潅水してください。特に開花期や芽出しの時期は極端な水切れに注意してください。


肥料のやり方

肥料は控えめにします。12~2月ごろの間に寒肥として油かすと骨粉を混ぜた肥料を与えてください。春から夏の成長期には緩効性化成肥料を与えてください。


花芽の付き方

側枝を2節で切り戻すと、新梢の基部から3~4節先の葉腋に2~3個花がつきます。温帯では春と秋に、熱帯では年中花がつきます。
1節に1果くらいに摘果すると果実の肥大が良くなります。開花後120~180日で収穫です。果実は熟期に急激に肥大します。緑色が薄くなって十分に肥大した時期に収穫します。


剪定方法

収穫後の10~11月に行います。上方向に伸びる枝や伸びすぎて全体のバランスをくずす枝、混みあって重なり合った枝など、不要な枝を間引き剪定してください。
収穫後に切り戻し剪定をして新しい側枝を出させて、翌年その枝に結果させます。


その他栽培や性質の注意点

生育適温は20~30度で開花受精の適温は20~30度です。成木であれば短時間であれば-3度でも耐えますが、栽培には6度以上は欲しいです。0~-1度で落葉が始まり、幼木では-1.7度で枯れます。5度以下だと果肉がゼラチン化するので、それまでに収穫をします。
果実が着色してくると甘い香りがします。昆虫や鳥に食べられやすくなるので、ネットなどで覆ってください。


病害虫の予防法

枝や葉が混み合うと風通しが悪くなり、カイガラムシが発生することがあります。また、日照が不足しがちな場所では、枝先にアブラムシが発生することもあります。見つけ次第捕殺するか、薬剤を散布して駆除してください。




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